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ブリュッセルで美術三昧:《豊穣なる劇場》グラン・プラス

2015年7月4日土曜日@ブリュッセル/8回目

ブリュッセルBruxellesのグラン・プラスGrand-Placeは想像以上に素晴らしい広場です。saraiは、写真を撮りまくりです。

グラン・プラスは110m×70mの長方形の広場で周りにはギルドハウスが建ち並んでいます。以下の見取り図を参照しながら見ていきます。

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まずは広場の南面から見ていきます。南面の右側には壮麗な市庁舎Hôtel de Ville de Bruxellesが聳え立っています。

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中央にはゴシック様式の尖塔が立っています。これは96メートルの高さを誇り、建物の中では最後に1455年に建てられました。

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これが塔の下の部分です。壁面には細かい装飾が施されています。扉の上には彫像が並んでいます。

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塔の尖端には竜を打ち倒す天使ミシェル像が飾られています。天使ミシェルはブリュッセルの守護天使です。

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これが左翼部分です。この左翼部分が最初に1402年に建てられました。壁面にびっしりと施された装飾が美しいですね。

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左翼部分の中央下には、ライオンの像が両脇を固めるライオンの階段があります。

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こちらは右翼部分です。この右翼部分が1445年に増築されました。何故か左翼部分に比べて短かくなっています。

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建物の前に立つ街灯は綺麗な花で飾られています。

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次は南面、市庁舎の左側に立つ5つのギルドハウスです。見取り図の8~12番の建物です。

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一番右の8番は星L'Etoileと呼ばれる建物、9番は白鳥Le Cygneと呼ばれる肉屋のギルドの建物です。白鳥の像も見えますね。建物には年号1698年も見えます。

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その隣の10番は黄金の木L'Arbre d'Or/白いバラと呼ばれる鞣革商、絨毯販売、ビール醸造のギルドの建物です。屋根の上の騎馬像が見事ですね。現在はビール博物館になっています。11番はバラRoseと呼ばれる建物、12番はタボール山Mont Taborと呼ばれる建物です。

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次は東側の建物を見ていきましょう。これはブラバン公爵の館Maison des Ducs de Brabantと呼ばれています。歴代のブラバン公の胸像が正面に飾られているので、そう呼ばれています。見取り図の13~19番です。実際は仕立屋、製粉業者、大工、彫刻家・石工・左官・スレート採取工のギルドの建物ですが、建物に区切りがありませんね。現在はレストランやホテルになっています。

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次は北面の建物を見ていきましょう。北面の中央には《王の家》が堂々とした姿で建っていますが、まずはその右側の建物、見取り図の20~28番です。

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一番右の20番は鹿Cerf-Volantと呼ばれる建物、21・22番はジョセフJosef、アンナAnneと呼ばれる建物です。

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その隣の23番は天使L'Angeと呼ばれる建物、24・25番は黄金の汽艇La Chaloupe d'Or(仕立屋の家とも言う)と呼ばれる建物です。写真では見えていませんが、仕立屋の家の上には仕立屋の守護聖人像があります。

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その隣の26・27番は鳩Le Pigeonと呼ばれる画家のギルドの建物、28番はブラバン公の武器Chambrette de l'ammanと呼ばれる建物です。26・27番の鳩にはかつてヴィクトル・ユゴーが逗留したそうです。

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次は王の家Maison du Roiです。実際に王が住んでいたことはないそうです。15世紀にブラバント公の行政庁が置かれたことから《公の家》と呼ばれましたが、公がスペイン王になると《王の家》と呼ばれるようになりました。その後、16世紀前半にカール5世の命で後期ゴシック様式の塔が建てられました。現在はその姿を見ることはできません。フランスのルイ14世の命で砲撃されたため、建物は破壊されました。現在の建物はカール5世の時代の設計図をもとに1875年にネオゴシック様式で再建されたものです。現在は1985年に改築され、市立博物館Musée de la ville de Bruxellesになっています。3階には有名な小便小僧の衣装のコレクションがあります。

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これが中央に建つ塔の上部ですが、本来はもっと立派だったんでしょうか。

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次は北面左側のギルドハウスです。見取り図の34~39番です。

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一番右の34番は兜Heaumeと呼ばれる建物です。

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その隣の35番は孔雀La Paonと呼ばれる建物、36番は子狐Petit Renardと呼ばれる建物です。35番の孔雀は18世紀の特徴的な切妻が印象的です。

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その隣の37番は柏の木Chêneと呼ばれる建物、38番はサント・バルブSaint Balbeまたは丸テーブルと呼ばれる建物、39番はロバAneと呼ばれる建物です。

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最後は西側のギルドハウスを見ていきましょう。見取り図の1~7番です。残念ながら、これらは幕がかかって工事中です。

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幸い、垂れ幕に写真が貼ってあるので、それで建物を想像しながら見ていきましょう。
1・2番はスペイン王の家Roi d'Espagne、またはパン屋の家と呼ばれるパン屋のギルドの建物です。聖ユベール像とスペイン王カルロス2世像で飾られています。
3番は一輪手押車La Broouetteと呼ばれる油商のギルドの建物です。聖ジル像で飾られています。
4番は袋Le Sacと呼ばれる高級指物師、樽屋のギルドの建物です。外観は指物師の道具で飾られています。
5番は雌狼La Louveと呼ばれる射手のギルドの建物です。建物下部のレリーフには、雌狼に育てられたロムルスとレムスが描かれています。
6番は小角笛Cornetと呼ばれる船頭のギルドの建物です。
7番は狐Le Renardと呼ばれる小間物商のギルドの建物です。屋根の上に聖ニコラの像が飾られています。


美しいグラン・プラスの写真を撮りまくって、ご機嫌になったところで、お腹も空いてきます。美食の国ベルギーの首都ブリュッセルの美味しいディナーをいただきましょう。



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ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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