アルデンヌでの1日:ディナンのムーズ川の美しい景観
ブリュッセルから1時間30分の鉄道の旅で、ディナンDinantに到着です。

静かな車内(ファーストクラス)だったのに、いきなり大勢の観光客であふれるホームにびっくりです。

停車した電車の線路の先に別の電車が停車しています。考えてみたらここが終着駅だから、電車はこれ以上先には進まないので、これでいいんですね。それにこのディナンはベルギーの端っこのほうの町でフランスとの国境も遠くありません。小さな国ベルギーの端のほうまで来たという妙な感慨にとらわれます。

電車には自転車野郎も大勢乗っていたようです。ここからツーリングするんでしょうね。

ブリュッセルから乗ってきた電車インターシティの雄姿を見ておきましょう。なかなか良い車体ですね。

そろそろ駅舎を出ます。ぞろぞろ降りていった乗客の姿は既にほとんど見えず、あるのは田舎の小さな駅と駅前の小さな広場兼駐車場だけです。

街の中心は、どうやら川向こうのようです。駅前の通りを右のほうに向かって歩き出します。

すぐにムーズ川Meuseに架かる橋の前に出ます。

橋の先にはムーズ渓谷の断崖があり、その上に強固な要塞が見えます。シタデルCitadelle de Dinant(要塞)のようです。その断崖の前には教会も見えます。ノートルダム教会Collégiale Notre-Dameです。

橋の袂から、ムーズ川、シタデル、ノートルダム教会の3点セットを眺めます。おっと一番手前には銅像が立っていますね。フランスの大統領シャルル・ド・ゴールの銅像だということです。戦争(第1次世界大戦?)中にここで負傷したらしいです。ムーズ河畔にはクルーズ船も停泊しています。クルーズ好きなsaraiとしてはとても気になります。

ムーズ川の美しい水面を眺めましょう。綺麗な緑色です。

ともかく、ここからの眺めは絶景です。ムーズ川沿いに広がる美しい景観に思わず、配偶者と二人で歓声を上げます。

ムーズ川に架かる橋はシャルル・ド・ゴール橋Pont Charles de Gaulleです。後で橋を渡りましょう。

町の観光を始める前に、まずは、ツーリストインフォメーションに寄って、情報をもらいましょう。急遽ここに来ることにしたので、ディナンを歩く準備がほとんど出来ていないのです。それに、ディナンの町は観光案内書の説明も少ないんです。ムーズ川の河畔を左(北)にちょっと行くと、ツーリストインフォメーションMaison du Tourismeの建物がすぐに見つかります。

駅からここまで歩いたルートを地図で確認しておきましょう。

ツーリストインフォメーションのお姉さんから、地図や観光の情報をもらいます。上の地図もそのひとつです。次はディナンの町の観光の相談にのってもらいます。親切な女性スタッフの懇切丁寧なご支援で今日の計画が固まります。ディナンの町では、シタデル(要塞)、ノートルダム教会、ムーズ川クルーズの3点セットを軸にすることになりました。それに近郊の古城アンヌヴォワ城Château d'Annevoieを訪れることにします。アンヌヴォワ城は交通アクセスが非常に悪く、普通はレンタカーで訪問するようです。saraiは海外では車を運転しないので、バスと徒歩で訪問し、帰りは最寄りの鉄道駅、ゴディン駅Gare de Godinneまで歩くというルートを提案してもらい、その方向で行動することにします。本当にこの女性スタッフの丁寧な対応に感謝するのみです。アンヌヴォワ城の訪問のルートを決めるにあたって、あちこちに電話をかけたり、パソコンで調べたりして、なんとか行ける方法を考えてくれたんです。感謝! 最後にこのツーリストインフォメーションに置いてあった、この町の名物の超硬いクッキーを買って孫たちのお土産にします。
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