アルデンヌでの1日:シタデル(要塞)からのディナンの絶景
ディナンDinantのシタデルCitadelle de Dinant(要塞)を見学します。城門の長く堅固なアーチのトンネルを抜けて、城塞内に入ります。

シタデルの城塞内に入りました。城壁に囲まれた細長い敷地は石畳が敷き詰められています。大砲以外はほとんど何もない広場です。どうやら、城塞内の設備や部屋は分厚い城壁の中にあるようです。

大砲の砲弾と思しきものが展示されています。

シタデル(城塞)内を歩いていると、上空に轟音。空を見上げると、2機のジェット戦闘機が飛んでいます。要塞に戦闘機。出来過ぎたシテュエーションですね。(高速で飛行する機体なので、写真撮影できたのは1機だけです。)

シタデル(城塞)内は、ガイドツアーによる見学があるようですが、どうせ説明は分からないので自分たちだけで適当に見学します。城壁内に入ると、兵士の人形や銃などのコレクションが展示されています。

女性兵士の人形は可愛いですね。

しかし、城壁内はここから先へは進めません。どうやらガイドツアーに参加しないと自由には歩けない区域があるようです。仕方がないので、途中から見学ツアーに参加します。やはり、フランス語によるガイドです。と、我々が参加したのを見たガイドがご親切に日本語のパンフレットをくれます。しかし、これは単なる親切ではないことが後で判明するんです。

ところで日本語のパンフレットをわざわざ作るほど、そんなに日本人の観光客が来るのでしょうか。もちろん、今日はこのディナンの町では全く日本人には会っていません。
見学ツアーの一行はシタデルの見晴らし台に行きます。ここからの景色は見事です。ムーズ川の流れがずっと見通せます。

真下にはノートルダム教会Collégiale Notre-Dameの鐘楼が間近に見えます。

真正面に見えるムーズ川の景色です。川の両岸には古い建物が立ち並んでいます。

見晴台からはガイドツアーに参加している面々が我々同様に絶景に見入っています。

見晴台の左側には33mの高さを誇る有名なバイヤールの岩が鎮座しています。

右手の対岸には、ブーヴィーニュの中世の街並みとクレーヴクールの城跡が眺められます。

シタデル(城塞)の城壁内も見学します。大部屋にある兵士たちの2段ベッドが並んでいます。兵士たちの日常が垣間見れる場所が展示されています。

最後は地下にある復元された待避壕を見学。丸太で補強されただけの待避壕は崩壊しかけたような感じです。長居は無用と感じる場所です。早々に地上に戻ります。城壁内はいろいろ整備されていました。見学終了です。丁寧なガイドでした。もっとも最後にお礼のチップを徴収されましたけどね。道理でご親切に日本語パンフレットをくれたわけです。きっと、ガイドはこのチップだけが収入のすべてなんでしょう。見学コースを出ると、城壁内への通路は鎖で封鎖されます。見学ツアーに参加して正解ではありました。

シタデルを出て、ロープウェイ乗り場に移動。そこからの眼下の眺めです。

ゴンドラの到着を待ちます。

すぐにゴンドラがやってきます。

ゴンドラに乗って、降下します。ぐんぐん町が近づいてきます。

地上駅がすぐそこに見えてきます。

やがて、地上駅に到着です。

たった2分ほどの降下でロープウェイの地上駅に降り立ち、上を見上げると先ほどのシタデルの城壁が見えています。

次はロープウェイ乗り場のすぐ前にあるノートルダム教会を覗いてみましょう。
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