saraiの音楽総決算2012:オペラ・オペレッタ・バレエ編
今回はオペラ・オペレッタ・バレエ編です。
今年はオペラはまったく国内では聴きませんでした。1992年に国内でオペラを聴き始めてから、初めてのことです。今年はウィーン国立歌劇場やフォルクスオーパーの来日公演もありましたが、NBS決別宣言をしたこともあり、遂にこういうことになりました。今後も余程のことのない限り、国内でオペラを聴くことはないかもしれません。
そういうことでオペラ・オペレッタはすべて海外で聴きました。それらからの選定になります。
ちなみに昨年の結果はここです。
で、今年は以下をベスト4に選びました。バレエも初の選出です。
1位 ティーレマン、デノケ《パルジファル》@ウィーン国立歌劇場 2012.4.8
2位 ガランチャ、リドル、ペション《薔薇の騎士》@ウィーン国立歌劇場 2012.4.18
3位 ネメット70歳記念《チャルダッシュの女王》@ウィーン・フォルクスオーパー 2012.4.21
4位 エイフマン振付バレエ《アンナ・カレーニナ》@ウィーン国立歌劇場 2012.4.9
ティーレマン、デノケの《パルジファル》は今年の数少ないオペラ鑑賞は別にしても、最高のワーグナーでした。何といっても、現代最高のワーグナー指揮者であるティーレマンの指揮の素晴らしさに尽きます。こういうオペラ体験はなかなか出来るものではありません。今年はオペラはこれひとつしか聴かなかったとしても、十分、満足できたでしょう。どう称賛しても、称賛しきれないほどの感動の体験でした。
ガランチャがオクタヴィアンを歌った《薔薇の騎士》はガランチャのあまりのチャーミングさにすっかり参ってしまいました。話には聞いていましたが、最高のオクタヴィアンです。オックス男爵役のリドルの渋い魅力、ペション(パーション?)のピュアーな美声も合わせ、素晴らしいオペラでした。来年の6月もドレスデンのゼンパーオーパーにガランチャが出る《薔薇の騎士》を聴きに行く予定です。ティーレマンの指揮も楽しみです。
ウィーン・フォルクスオーパーの《チャルダッシュの女王》はネメットの70歳記念で多分、最後のフェリ役の公演でした。最後まで十分、楽しませてくれたネメットに感謝あるのみです。それにこの日の終演後はウィーンのオペレッタ好きが集合して楽しい一夜も持ちましたし、色々な意味で思い出に残ります。
バレエで初めて選出したのは《アンナ・カレーニナ》です。エイフマンの振付の激しいバレエですが、アンナ・カレーニナ役のダグマー・クローンベルガーの美しさは際立っていました。この日がウィーン国立歌劇場での《アンナ・カレーニナ》の最終公演になるようで、よいものを見ることができました。
数は少ないもののどれも素晴らしい公演で大変満足しました。
次回はオーケストラ・声楽曲編です。
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