アルデンヌでの1日:アンヌヴォワ城の庭園散策・・・地下納骨堂から丘の上の大水路へ
ディナンDinant近郊のアンヌヴォワ城Château d'Annevoieの庭園を散策しているところです。
今、地下納骨堂La Crypteの前にいます。アンヌヴォワ城の庭園を造園したシャルル=アレクシ・ド・モンペリエとその子孫のための納骨堂です。石造りの美しい建物です。

入口の鉄柵の間から内部を覗き込みます。壁には墓碑銘のような文字が書かれています。

少し離れて、地下納骨堂を眺めます。古びた雰囲気が漂っています。

地下納骨堂の奥の建物です。煉瓦造りの時代を感じさせる建物です。礼拝堂でしょうね。

建物の前は美しい草原になっています。陽光を浴びて、緑が綺麗ですね。

地下納骨堂から散策路を進みます。離れたところから、振り返って地下納骨堂を眺めます。美しい佇まいです。

散策路の前には小さな水路が現れます。その水路の向こうには先ほど歩いていた大きな池が見えます。城館前の池に隣り合った大池です。

右手には緑に覆われた池があり、池の奥に彫刻が納められた洞窟が見えます。海神ネプトゥヌスの岩Le Rocher de Neptuneという人工洞窟です。17~18世紀の庭園では頻繁に造られたそうです。

散策路はここから緩やかな傾斜を上って丘の上に向かっています。

散策路からは大きな池の水面を見下ろせるようになってきます。

城館も見えるようになってきます。雄大な景色です。

丘の上に上るにしたがって、木々の間から城館の姿が大きく見えてきます。城館前の池の水面も見えます。

上ってきた散策路を振り返ります。小高い丘に上ってきました。

丘の上から空を見上げます。大きな樹木の上の青空にぽっかりと白い雲が浮かんでいます。青空に浮かぶ雲も庭園の風景に溶け込み、美の極致。自然と人間の融合を感じさせられます。まるでマーラーの交響曲第3番と同じテーマです。配偶者はルネ・マグリットの描いた青空と雲に思いを馳せています。

丘の上には豊かな水を湛える大水路Le Grand Canalが生垣のアーチの先に見えます。

この大水路は庭園内の泉水の貯水池として機能しています。水源はルイヨン渓谷の対岸にあるフォントニーの泉です。この大水路から庭園内に張り巡らされた水路網を通じて水を供給し、自然の落差によって、機械装置に頼ることなく、噴水を上げています。しばらく、大水路に沿った散策路を歩いていきましょう。

ここまでの庭園散策のルートを庭園案内図で確認しておきましょう。

アンヌヴォワ城の庭園散策はまだまだ続きます。
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