パリのホテル、そして、いざ、オペラ座へ
今回の旅の終着地であるパリに到着し、今日から2泊するホテルのあるモンマルトルMontmartreのムーランルージュMoulin Rougeの大交差点にやってきたところです。ところがここからが大変。同じような建物が並び、どの建物がホテルなのか、さっぱり、分かりません。でも、これはいつものことです。このところ、安宿に泊まることがほとんどなので、大ホテルのように建物がまるごとホテルじゃないので、建物を見ただけではホテルの判別がつかないんです。
仕方なく、交差点の周りをグルリと一周して、ようやくかわいい真っ赤なドアを見つけました。レジデンス ブランシュRésidence Blancheというプチホテルです。

このパターンは、たいていはこれからが大変なのです。堅く閉じたドアのインターホンを押しますが、無反応。誰か出てくれないと困ります。おーいと心の中で叫びながらインターホンを押し続けますが、駄目です。と、横から少年がやってきて、ドアの暗証番号を押して、ドアを開けてくれます。あんたは誰? ドアの中に入ると、なんとも、小狭い空間に、狭い階段が伸びています。やられた、エレベータがない。とりあえず、saraiだけが2階のレセプションに上がります。配偶者が下で待っていると、先ほどの少年と一緒に大勢の家族が中に入ってきます。少年は宿泊者だったようです。でも、この少年に感謝です。お陰で中に入れたんですからね。この家族は大きなかばんをいくつも持ってホテルから出て行きます。
2階のレセプションはこんな感じのちょっとお洒落な雰囲気です。

saraiがレセプションに行くと、10分ほど待ってねというメッセージが貼ってあります。スタッフがレセプションを離席していたので、ドアのインターホンに応答しなかったようです。下で待っていた配偶者と荷物を2階に持って上がって、しばらくすると、スタッフのおじさんが戻ってきて、無事に、チェックインできます。ホテルのパンフレットが置いてあるので、ゲットします。夜はこんな雰囲気のようです。

レセプションのある2階からは小さな小さなエレーベータがあり、4階の部屋には階段を上らずに楽々と直行です。狭いながらも、小奇麗な部屋です。ベッドも快適そうです。

小さなバルコニーもあります。後でそこからの眺めを楽しみましょう。

壁にはお馴染みのポスターの複製が飾られています。いかにもモンマルトルのホテルらしい装飾です。

部屋には小さなキッチンも付いています。

もちろん、鍋や食器も完備。

部屋にはエアコンはありませんが、天井に巨大な扇風機が付いています。これがとても強力なんです。とは言え、あんまり暑くはないし、快適に過ごせそうです。

バスタブがないのが残念です。もうすぐ、帰国ですから、シャワーのみで我慢しましょう。1泊13,000円ほどの部屋代ですから、贅沢言えませんしね。

さて、バルコニーに出てみましょう。

先ほどの交差点が見下ろせます。メトロの出入り口(メトロ2号線のブランシュ駅Blanche)も見えます。ムーランルージュは見えていませんが、大通りの右手のお隣にあります。

これは大通り(クリシー通りBoulevard de Clichy)の交差点(ブランシュ広場Place Blanche)から伸びているルピック通りRue Lepicです。部屋はこの通りに面しています。

さあ、このホテルの部屋で2泊3日のパリの暮らしを楽しみましょう。
しかし、パリの凄まじい混沌とした雰囲気に疲れました。一服しましょう。saraiと配偶者はぐっすりお昼寝して夜のオペラに備えます。疲れがとれて、頭がすっきりしたところで、久々に正装してオペラに出かけます。メトロの2号線と3号線を乗り継いでパリ・オペラ座Opéra(ガルニエ宮Palais Garnier)へ。4年ぶりのオペラ座です。オペラ座の前はオペラには関係ない大勢の観光客で賑わっています。パリの名所ですからね。

思わず、オペラ座の建物を見上げます。壮麗でありながら、実にお洒落です。陽光を浴びて、輝いています。

早速、中に入ります。エントランスロビーの先には美しい階段が待っています。

天上を見上げれると、美しいフレスコ画が描かれています。

チケットをカバンから取り出します。今日はバロックオペラ《アルチェステ》を見ます。チケットはネットで購入しました。舞台前から2列目中央という素晴らしい席がゲットできました。

チケットを提示して、ホール内部に入ります。まずは天井画と久しぶりの対面です。 シャガール作の「夢の花束」です。何度見ても美しいですね。

今日は演出上、幕は開いていて、舞台のセットが見えています。

そろそろ、開演です。オペラはこの開演前のワクワク感がたまりません。そもそも、このオペラが見たくて、旅の最後にこのパリに立ち寄ったんです。
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