美しきパリ・オペラ座
やはりパリのオペラ座は素晴らしいです。建物も立派ですが、素晴らしいオペラです。今日のお隣は、我々よりちょっと若めの日本人ご夫妻。バロック・オペラ好きで、毎年この時期に出かけてくるそうです。楽しくおしゃべりします。
幕間には久々にオペラ座を見学します。まずはドリンクを持って、2階のバルコニーに出ます。そこからはオペラ座前広場Place de l'Opéraが見渡せます。広場の先にはオペラ通りAvenue de l'Opéraが続いています。見渡す限り、美しいバロック建築の建物が建ち並んでいます。

広場の右側に見えている建物は4つ星ホテルのル・グランLe Grandが入っている建物ですね。

バルコニーのテラスでコカ・コーラを飲みながら、眺めを楽しんでいます。

今いるバルコニーはこんな感じのところです。

ここから上を見上げるとこんな感じ。豪華な建物です。

向かいに見えるル・グランが入っている建物の最上階の部屋のバルコニーで若い女性がまわりの風景をスマホで撮影中です。この部屋はル・グランの宿泊室なのかな。

この若い女性の部屋の真下を見ると、ホテル ル・グランの名前のある入口があります。

この建物には有名カフェのカフェ・ド・ラ・ペCafé de la Paixがあります。このカフェでかって食べたスィーツの美味しさを思い出します。オペラが終わった後で寄ってみようかな。

再び、広場に目をやります。ずいぶん、日が傾いてきて、広場に面する建物が夕日を浴びて輝いています。もう、夜の9時過ぎですからね。

バルコニーでの見物にも飽きて、今度はオペラ座の建物の中を見てまわります。大回廊はこんなにもゴージャスです。その豪華さに呆れかえります。ずらっと並ぶシャンデリアが凄いです。天井画も金色に彩色された柱も凄いです!

あまりの豪華さに酔いしれながら、大回廊を歩きます。

こちらの回廊も素晴らしいですね。

エントランスロビーの大空間です。名建築家シャルル・ガルニエの美しいデザインです。

本当にこの空間の美しさには驚かされます。天井のフレスコ画まで、どこにも手抜きは一切ありません。

とりわけ美しいのは階段です。大階段の先は左右に階段が分かれています。階段の緩やかな曲線がとても美しいですね。直線は悪だと言ったのはガウディでしたっけ?

天井を再び見上げます。あかり取りのガラス天井の幾何学模様までデザインされています。フレスコ画はもちろん、周りに配置されているシャンデリアまでパーフェクトです。うーん、素晴らしいね。

再び、回廊を巡ります。この回廊は比較的、簡素ですが、シャンデリアが美しいです。

オペラ座の内部見学を終えたところで30分の休憩時間が終わり、オペラの3幕目が始まります。今日のオペラはグルックの《アルチェステ》。オーストリアの作曲家グルックのフランス語版のバロックオペラです。マルク・ミンコフスキ指揮のグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊の見事なオーケストラ演奏、タイトルロールのソプラノ、ヴェロニク・ゲンスの美しい歌唱で大変、満足しました。このオペラの詳細な感想はここに書きました。
終幕後、上機嫌でオペラ座を出て、カフェ・ド・ラ・ペに向かいます。さきほどオペラ座のバルコニーから見下ろしていたオペラ座前の超高級カフェです。オペラ座が見えるテラス席に着きます。

夜の10時半過ぎですが、店内は結構、混んでいます。

食事もできますが、もう、夜も遅いので、贅沢にケーキと紅茶をいただきます。ちなみに、普通の夕食よりもこのケーキと紅茶の料金のほうが高いですっ。ケーキはこのカフェではオペラ(チョコレートケーキ)が有名ですが、sarai一押しの特製ミルフィーユをいただきます。まあ、それは美味しいこと、この上なしです。

涼しい夜風に吹かれてモンマルトルのアパルトマン風のホテルに戻ります。今度はちゃんとドアは開きます。ちゃんと暗証番号を知っていますからね。ムーランルージュの隣という立地から、夜遅くまで騒がしいです。その人声を聞きながらブログを書きます。オペラの感動はその日のうちに書いておかなくてはね。
明日はモンマルトル散策し、夜はまたオペラ座通い。今度はバレエを見ます。楽しみは尽きません。
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