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ブルックナー:交響曲第5番を美演・・・東京都交響楽団@サントリーホール 2017.01.10

今日の都響のブルックナーの演奏の美しさったら、表現するのが難しいくらいです。そもそも、音楽を言葉で表現するのは難しいことですが、特に純音楽的な場合はことさらです。神に音楽を捧げるために音楽美を追求したようなブルックナーの音楽の場合、その演奏が素晴らしければ素晴らしいほど、言えることはただ“美しい”の一語になってしまいます。今日の場合がそうでした。都響って、こんなにうまかったっけと驚嘆するほどの素晴らしい響き。特に第2楽章の天国的な美しさ。そして、極め付きは終楽章の対位法的な展開部の極めて美しい演奏。響きの美しさだけをとれば、インバルが指揮したときのマーラーも上回るかもしれません。今日指揮した小泉和裕の力量のほどを見直さざるを得ません。音楽的な内容について言えば、まあ、自然な表現だったのではないでしょうか。この作品に関しては、それでいいのだと思います。これだけの素晴らしい響きで演奏することのほうが重要だったでしょう。
これ以上はsaraiの音楽力では書けそうにありません。“美しい”の一語です。

予習ですが、以下の名盤を聴いて、万全の準備をしました。

 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル 1993年録音 ライブ
 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団  1995年録音 ライブ
 ギュンター・ヴァント指揮ミュンヘン・フィル  1995年録音 ライブ
 オイゲン・ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1964年録音 オットーボイレン修道院における記念ライヴ
 ベルナルト・ハイティンク指揮ウィーン・フィル 1988年録音

実は大本命の

 オイゲン・ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1986年録音

はあえて聴いていません。楽しみにとってあるんです。それに以下のCDも今回は聴けませんでした。

 ベルナルト・ハイティンク指揮バイエルン放送交響楽団 2010年録音
 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル 1986年録音 東京ライブ
 ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィル  1975年録音
 フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 1961年録音
 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル 1956年録音
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル 1951年録音 ザルツブルク音楽祭ライヴ

さすがに名盤が目白押しですね。
今回予習したCDもすべてが素晴らしい演奏でした。名うてのブルックナー指揮者揃いですからね。なかでも一押しはチェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルです。いつもながら、その精密極まりない超美しい演奏には驚嘆するばかりです。ライブとは信じられませんが、拍手が入っているので間違いなくライブです。また、ヴァント指揮のミュンヘン・フィルもチェリビダッケのような精密さはありませんが、別の意味でブルックナーを極めた演奏です。北ドイツ放送交響楽団のライブも同様に素晴らしい演奏です。ハイティンク指揮ウィーン・フィルも美しい演奏ですが、ハイティンクに関しては、最新のバイエルン放送交響楽団を聴かないといけませんね。ヨッフムも美しい演奏ですが、大本命の新しく出るヨッフム&コンセルトヘボウ管弦楽団のブルックナー交響曲選集(新リマスタリング)を入手して聴く予定です。

今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:小泉和裕
  管弦楽:東京都交響楽団

  ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB105(ノヴァーク版)

予習も楽しかったし、本番も素晴らしい演奏で満足しました。指揮者コールまで起こるような会場の盛り上がりでした。
これで今年の9月までは都響のサントリーホール公演はお休みになります。再開が待ち通しいですね。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

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