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最後のパリ散策:オルセー美術館(9)

2015年7月9日木曜日@パリ/19回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

0階での鑑賞を続けます。

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《踊るジャンヌ・アヴリル》です。1892年頃に描かれた作品です。ロートレックは1891年にムーラン・ルージュのために描いた最初のポスターが評判になりました。当時、ムーラン・ルージュのスターであったジャンヌ・アヴリルを描いたのがこの作品です。活き活きとした動きが描き込まれています。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《手袋の女(オノリーヌ・プラツェル嬢)》です。1891年頃に描かれた作品です。ロートレックの素早い絵筆のタッチの見事さが印象的です。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《ムーラン・ルージュのダンス》です。1895年頃に描かれた作品です。ムーラン・ルージュのダンス風景がささっと描かれています。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《ムーア人のダンス》です。1895年頃に描かれた作品です。これも《ムーラン・ルージュのダンス》と対になる作品ですね。

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アモーリ=デュヴァルの《ロインズ夫人》です。1862年頃に描かれた作品です。0階に展示されている絵を見ているときにふっと、この絵が目に入りました。どきっとするような美しい女性が黒いドレスを身にまとって、こちらを見つめています。画家の名前も知らないし、この絵も初めて見ますが、とても通り過ぎるわけにはいかない雰囲気を湛えています。絵のモデルになっているロインズ伯爵夫人はこの絵が描かれたときには、まだ、単なるジャンヌだったそうです。ランス出身の労働者階級の両親を持つ彼女はその類稀なる美しさで第2帝政時代の社交界でのしあがったそうです。彼女の眼差しの強さはいかにもファム・ファタール(運命の女)を感じさせますね。しかし、悪女と言うには、あまりに美し過ぎます。

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オルセー美術館でミレーの絵を見ないわけにはいかないので、ミレーの絵を探します。目立たない場所に展示されていました。

ジャン=フランソワ・ミレーの《落穂拾い》です。1857年頃に描かれた作品です。農民画の画家ミレー屈指の名作です。何の説明もいらないでしょう。

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ジャン=フランソワ・ミレーの《晩鐘》です。1855年~1857年頃に描かれた作品です。これも何の説明もいらないでしょう。

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ジャン=フランソワ・ミレーの絵がこんなに無造作に展示されています。さすがにオルセー美術館というか、あるいはもっと、ちゃんと展示してよって感じも無きにしもあらずです。

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ジャン=フランソワ・ミレーの《羊飼いの少女》です。1864年頃に描かれた作品です。saraiが学生時代に初めて、本物の油絵を見た、思い出の絵です。田舎出身のsaraiが本物の油絵を見て、感動したというか、びっくり仰天したことを覚えています。それまで教科書の小さな印刷写真しか見ていなかったのですが、本物のあまりにも素晴らしい輝きに満ちた神々しさにただただ、呆然としてしまいました。もう、あれから50年近く経ちます。

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オルセー美術館の最後のシメはこの絵しかありません。アングルの不朽の名作です。

ドミニク・アングルの《泉》です。1820年~1856年頃に描かれた作品です。新古典派の巨匠アングルがフィレンツェ時代の1820年頃にこの作品の制作を開始しましたが、完成させたのは76歳になった1856年のことでした。天才画家アングルが一生をかけて描き上げた超傑作です。これも本物を見ないと、その凄さが分かりませんね。

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これでオルセー美術館での鑑賞は完了です。1時間半ほどで特急で好きな作品だけをピックアップして、楽しみました。ところで、皆が絵画を楽しむようになるのはよいことだと思いますが、テーマパークに来たような感じで若者が寛いでいるのには、ちょっと違和感を感じます。そのようなコンセプトにしたのでしょうか。印象派の陳列の仕方も、テーマ別にいろんな人を取り混ぜて展示しているので、見づらいと言えば見づらいです。配偶者の感想は、こんなに混ぜこぜにすると、印象派ってみんな同じなのかな~なんて思ったそうです。そんなこんなで、ちょっと、オルセー美術館から気持ちが離れたという感もなくはないです。もちろん、素晴らしい作品があった事実は間違いないんですけどね・・・。



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