パリのノートルダム大聖堂:高く、険しい鐘楼上りに挑戦
パリのシテ島Citéのノートルダム大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Parisの訪問を終えましたが、今回はこれから、初めての挑戦として鐘楼の上に上ってみます。高いところに上るのが大好きなsaraiですからね。鐘楼への上り口は大聖堂の外にあるようです。いったん、外に出て、右側のほうに周ります。大聖堂の北側のクロワトル・ノートルダム通りRue du Cloître Notre Dameに上り口があります。目の前には大聖堂の北側の壁が聳え立ちます。

しかし、鐘楼に上る人たちが大行列を作っています。しかも行列は停滞しているようで、みなさん疲れ切った様子で鉄柵前に座り込んでいます。

延々と1時間ほど、この大行列に並び、ようやく、鐘楼に上る入口のチケット窓口に到達。

チケットを購入。一人10ユーロとなかなか高額です。こんなに行列ができているので、相当儲かっていますね。

そうそう、行列に並んでいるときに整理のおじさんがパンフレットをくれました。ちゃんと日本語版です。内容を予習しながら行列できたので、これは親切ですね。もっとも、整理のおじさんは鉄柵前に座らないで、ちゃんと行列に並ぶようにも指導していました。行列が長くならないようにとの配慮のようですが、ずっと立っているのは疲れます。おじさんの目を盗んで、時々、座っていました。

長い長い螺旋階段を上って、北塔の鐘楼の下まで上ります。もう、そこまでで既に足はがくがくですが、まだ、これで半分ほど上っただけです。見取り図の2番の部分まできました。

ここはキマイラの回廊と呼ばれる部分で地上46メートルのところ。キマイラという名は欄干の角部に飾られた彫刻に由来しています。19世紀にヴィオレ・ル・デュクによって、架空の鳥、異形動物、架空の怪物が創造されました。確かに変な彫刻です。その彫刻の間から、ちらっとモンマルトルMontmartreの丘のサクレクール寺院Sacré-Cœurも見えます。左にはサント・シャペルSainte Chapelleの美しい塔も見下ろせます。

金網の間からシテ島のゴージャスな建物群を撮影します。

大聖堂前広場のずっと先にはエッフェル塔も見えています。

大聖堂前広場には、まだ長い行列ができています。さっき来たときよりも行列が長くなっています。まあ、鍾塔に上る行列よりも短いですけどね。

このキマイラの回廊で小休止も兼ねて、景色を楽しみます。もっとも、ここからは西の方角の景色しか眺められません。

セーヌ川とエッフェル塔だけを飽きずに眺めます。

エッフェル塔をズームアップします。

エッフェル塔の左には金色に輝くアンヴァリッドInvalidesも見えます。

キマイラの回廊の中央部分にいます。ここから南塔まで回廊は伸びています。

北塔と南塔の間から東のほうを眺めます。身廊の屋根がちょうど目の高さにあります。

そろそろ、南塔に移動します。

南塔のまわりの奇怪な彫像を眺めます。

これは南塔の東側にいる彫像たちです。身廊の屋根の上にいる聖人の彫像と好対照ですね。

とかげのようなものを食べている、おぞましい怪物です。

怪物彫刻を眺めながら、ようやく、呼吸が整ってきました。そろそろ、鐘楼に上りましょう。
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