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ルーアン大聖堂&ル・アーヴル:ル・アーヴルの海からノートルダム大聖堂へ

2016年7月22日金曜日@パリ~ルーアン大聖堂&ル・アーヴル/5回目

ル・アーヴルLe Havreの町を散策中です。アンドレ・マルロー美術館Musée d'Art Moderne André Malrauxの前の海岸はモネの傑作《印象・日の出》が描かれた舞台です。今、ここにある突堤の先端に立っています。そこに記念碑が建っています。フランス語と英語が併記されています。記念碑に書かれているのは、「この石碑は、アメリカ軍の上陸とその後の再乗船(帰国のことかな?)の主要港としてのル・アーヴルを記念して第2次世界大戦後に建立されました。1944年9月から1946年8月の間に367万5千人のアメリカ軍兵士がこの港を通過しました。」(sarai訳)

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名高いノルマンディー上陸作戦が敢行されたのは、このル・アーヴルよりも西のほうの海岸線で1944年6月6日のことでした。当初は補給港としてシェルブールの港を制圧しますが、ドイツ軍が降伏前に徹底的に港湾設備を破壊したため、補給港として機能するためには時間を要します。本格的な補給港を求めて、連合国軍はル・アーヴルの港を奪還するためのアストニア作戦を1944年9月10日から12日にかけて行いました。連合国軍の大勝利には終わりましたが、結果的にル・アーヴルの町は徹底的に破壊されました。ドイツ軍の抵抗を封じるために、連合国軍が事前に大爆撃と艦砲射撃を行ったからです。その後、再建された港湾は補給港としての役割を十分に発揮しました。上の記念碑はそのことを記念して建立されたようです。

海をまた眺めます。石油貯蔵タンクが見えます。港湾設備のひとつですね。

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こちらは港湾の管理センターです。ヨーロッパの港、ル・アーヴルと大きな文字で書かれています。


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突堤で時間を過ごしすぎてしまいました。そろそろ、町の散策を再開します。少し離れたところから、突堤を眺めます。

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アンドレ・マルロー美術館の入口の前に出ます。最初の計画ではこのアンドレ・マルロー美術館も鑑賞することにしていましたが、ちょっと時間がなさそうなのでパスします。おりしもウジェーヌ・ブーダン展を開催中だったのでちょっと残念。あちこちで、この特別展のポスターを見かけました。

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アンドレ・マルロー美術館を通り過ぎたところで、可愛い少女像を見ます。美術館の鑑賞の代わりにしましょう。

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郵便局の角に綺麗な花が咲くプランターが吊り下げれています。街角にこういうものはいいですね。

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パリ通りRue de Parisを進んでいくと、右手にノートルダム大聖堂Cathédrale Notre-Dameが見えてきます。有名な教会ではありませんが、今回の旅のテーマはフランスのノートルダム大聖堂巡りですから、ちょっと覗いていきましょう。ちなみに大聖堂に昇格したのはつい最近、1974年のことです。ですから、昔で言えば、ノートルダム教会です。

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通りを渡って、教会の建物に近づきます。意外に立派な教会です。

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教会のすぐ手前で塔を見上げます。古色蒼然とした歴史的建造物ではありますが、第2次世界大戦時にル・アーヴルの町の80%は爆撃で破壊されたので、この教会も大変な被害を受けたそうです。30年後にオーギュスト・ペレによって、現在の姿に修復されたそうです。ペレは基本的にル・アーヴルの町はまったく新しいコンセプトで作り上げましたが、この教会だけは歴史的建造物として例外的に元の姿に修復したようですね。

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中に入ると、ゴシック様式のどっしりとした空間になっています。大きな教会に比べると、天井があまり高くないですね。

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身廊を内陣のほうに進んでいきます。柱には彫像が並び、内部装飾も充実しています。

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主祭壇はステンドグラスの聖母マリア(多分?)の大きな姿が印象的です。このステンドグラスも修復されたのでしょう。

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修復されたものにせよ、とても美しいステンドガラスです。

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これは聖母子像。ノートルダム大聖堂には付き物です。

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聖母子の祭壇画もあります。

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立派なパイプオルガンもいくつもあります。

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そろそろ、出口に向かいます。出口の扉の上方にも大きなパイプオルガンが見えます。

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教会を出て、少し離れたところから建物をもう一度鑑賞します。ゴシック様式だけでなく、ルネサンス様式、バロック様式のテーストも複合していますね。なかなか立派な建物です。修復して、よかったですね。こういうものは後世に残すべきでしょう。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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時間になったので予約したレストランに向かいます。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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