FC2ブログ
 
  

グラナダでアルハンブラ宮殿拝見:ナスル宮殿の美を堪能・・・大変な感銘を受けました。

2014年5月31日土曜日@グラナダ~カディス/11回目

アルハンブラ宮殿最高の芸術作品である二姉妹の間に佇んでいます。二姉妹の間は細部に至るまで磨きこまれています。
これは高いところにある窓です。窓にはめ込まれた木製の飾りの見事なデザインにも感銘を受けます。芸術的センスのよさには舌を巻きます。

2015012101.jpg



こちらも同じデザインの窓ですが、光を受けていません。光なしには地味な印象です。この木製の窓飾りは光を通した効果を考え抜いたデザインであることが、この光のない窓で理解できます。

2015012102.jpg


立ち去り難い美しい空間ですが、そろそろ頃合いでしょう。出口に近寄って、最後にもう一度、天井を見上げます。いやはや、本当に素晴らしい。

2015012103.jpg


壁面の文様も気になります。これはコーランの文字を図案化したものが含まれているのでしょうか。アラビア語は全く分からないので、抽象的な美しさだけを感じます。

2015012104.jpg


アーチ型の出口をくぐって、ナスル宮殿の建物を出ます。

2015012105.jpg


二姉妹の間の奥のリンダラハのバルコニーの外には、美しい庭園のリンダラハのパティオPatio de Lindarajaがあります。この庭園を高いところから見下ろしてみます。イスラム文化の特徴である幾何学的な配置が印象的です。すっくと立ち上がる木々の配置も綺麗です。

2015012106.jpg


リンダラハのパティオの片隅には、かって米国人作家ワシントン・アーヴィングWashington Irvingが滞在していた部屋があります。1829年のことです。この頃、アルハンブラ宮殿は18世紀に勃発したスペイン継承戦争Guerra de Sucesión Españolaと続くナポレオン戦争でスペイン国内が乱れた影響を受けて、荒れ果てていました。そのアルハンブラ宮殿での体験をもとに、アーヴィングは《アルハンブラ物語》を1832年に上梓しました。これでアルハンブラ宮殿は、再び世界の注目を浴びることになります。19世紀後半のヨーロッパに起こった大観光ブームもあり、アルハンブラ宮殿は昔日の輝きを取り戻すことになりました。

2015012107.jpg


リンダラハのパティオからは、アルバイシンの美しい眺めが望めました。

2015012108.jpg


リンダラハのパティオには、こんなスペースもあります。ちょっとした空間にもさりげない美が感じられます。

2015012109.jpg


リンダラハのパティオの中を少しぶらぶらします。オレンジの実が豊かさを感じさせます。

2015012110.jpg


樹木の茂った庭園は光と影が交錯する空間です。明るい光を感じながら、優しい木陰に安らぎを見い出せます。サラセン人はオアシスの感覚でこの庭園を設計したのかもしれませんね。

2015012111.jpg


ナスル宮殿の素晴らしい美を堪能し尽しました。建物や壁面の紋様の緻密さは思った以上で、ため息をつくばかりです。有名なアラヤネスの中庭の青い池に映り込む建物の美しい姿、同じく有名な大使の間の見事な装飾、12頭のライオンの噴水が素晴らしいライオンの中庭を囲むアベンセラッヘスの間、二姉妹の間などの装飾は最高のイスラム文明を思わせるもの。イスラム文明の素晴らしさにため息が出ました。


↓ saraiの旅を応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR