ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:絶景の先はレピーヌのノートルダム大寺院
シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneから、隣の村のレピーヌL'Epineに続くまっすぐな一本道、リュクサンブール通りAvenue du Luxembourgをタクシーが超絶的に美しい眺めの中を走っていきます。周りにあるのは青空と緑の大平原だけです。

なだらかな起伏の中、タクシーはぐんぐん走っていきます。saraiは素晴らしい絶景を文字通り、息を呑みながら、見とれるばかりです。写真では美しいパノラマの全貌をお伝えできないのが残念です。

と、平原の向こうにかすかに建物らしきものが見えてきます。

忽然とレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameが見えてきます。タクシーで10分足らずです。距離的にはずい分走った感覚です。

タクシーはノートルダム大寺院のすぐ目の前に停車します。タクシーを降りると、目の前に巨大な塔がそそり立っています。

タクシーは約束通り、通りの端に停まって、我々の帰りを待っていてくれます。タクシーの停車場所と車の色・形をちゃんと確認しながら、ノートルダム大寺院の正面に向かいます。置いてけぼりを食っては大変ですからね。

通りを挟んで、大寺院の向かいには、レピーヌの村役場Association Fonciere de l'Epineの建物が建っています。このあたりがレピーヌの村の中心地なんですね。閑散としたものです。

リュクサンブール通り沿いには、それでも、建物が並んで建っています。木骨造り(コロンバージュ)の建物もあるので、やはり、ここは観光地なんでしょう。

一応、小さいながらもホテルもあります。

ノートルダム大寺院の正面にまわって、ファサードを眺めます。素晴らしいゴシック様式の建築です。建物だけで言えば、大聖堂、すなわち、カテドラルにもひけをとりません。ただ、ここには司教座が置かれていないので、大寺院、すなわち、バシリカという大聖堂に次ぐ格になります。この後で見る予定のシャロン=アン=シャンパーニュのノートル・ダム・アン・ヴォー教会Notre-Dame-en-Vauxは単なる教会なので、この大寺院よりも格は下になります。

さて、ファサードに近づいてみましょう。素晴らしい彫刻装飾が施されています。

これは左の扉口です。タンパンはステンドグラスになっています。流石にこれまで見てきたノートルダム大聖堂に比べると、装飾が簡素ですね。

これは中央の扉口です。タンパンには聖書の物語が描かれているようですが、とても素朴な彫刻に留まっています。扉の中央の柱には聖母子の彫刻、扉口の上部の切妻には十字架のキリストの彫刻が飾られています。

これは右の扉口です。タンパンは左の扉口と同様にステンドグラスになっています。これも装飾が簡素ですね。

右の鍾塔を見上げます。これは素晴らしいですね。まさに天に突きさすかの如くという見事なものです。

これは左の鍾塔です。右の鍾塔とは高さも少し低くて、形も異なっていますが、同様に素晴らしいです。しかし、何故にゴシック建築の鍾塔は左右で形が異なるのでしょう。もちろん、作った時期が異なるのでしょうが、左右シンメトリーという美学はなかったのでしょうか。バロック建築は左右シンメトリーですよね・・・。

さあ、内部を鑑賞しましょう。
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