京都のお花見2017:金戒光明寺~哲学の道、そして、旅はフィナーレ

この会津藩士の墓所を抜けて、墓地の中を歩いていくと、突然、三重塔を仰ぐ石段の途中に出ます。

この石段を下りていくと、周りは満開の桜が咲き誇っています。

石段の下から上を見上げると、桜のトンネルの先に三重塔が見えています。美しい風景です。

さらに先に進み、蓮池にかかる極楽橋を渡って、振り返ると、橋、桜、三重塔の見事なパノラマが眺められます。

ここから歩を進めると、山門の前に出ます。山門の周りは満開の桜が立ち並んでいます。

山門からは幅広い石段の上にある本堂が望めますが、満開の桜の陰になっていますね。

もう本堂には上らずに山門を抜けていきます。

山門を抜けて、さらに石段を下ります。正面から山門を見上げます。桜に飾られた美しい風景です。

また、バス停の岡崎道に戻って、バスで哲学の道に向かいます。銀閣寺道でバスを下りると、そこには満開の桜に包まれた哲学の道があります。

哲学の道は疎水分流に沿って続いています。疎水の水は散った桜の花びらがびっしりと水面を覆って、花筏の体を成しています。

空を見上げても、空がほとんど見えないほど、桜の花びらが頭上を覆い尽しています。

哲学の道は学生時代に近くに住んでいたのでよく来ましたが、こんなに桜が綺麗だった記憶はありません。疎水と桜の美しさは格別です。

疎水べりの道をゆっくりと散策します。疎水の水面には桜が映り込んでいます。

こんなに気持ちのよい散策はありません。

銀閣寺の参道から外れると、哲学の道も歩く人がちょっと少なくなります。気のせいか、桜の木も少なくなったようです。

それでもこんなに桜並木が続いています。折角ですから、どこまでも歩いていってみましょう。

いやはや、何という美しさでしょう。参りますね。

白さぎは疎水の中で桜には無関心のようです。美意識は人間だけに与えられた特権なのでしょうか。

哲学の道の終点まで歩いてしまいました。熊野若王子神社も桜が満開です。

ここで一休み。茶店が出ています。好物のおはぎをいただきながら、一服します。周りはもちろん、満開の桜。これ以上、何も望むものなしの感です。

これにて今年の花見は終わりにしましょう。まだ、予定の新幹線までにはたっぷり時間がありますが、残念ながら、体力が尽きました。それにこれ以上の桜はもう結構という心境でもあります。醍醐の桜と哲学の道の桜で満足を通り越した気持ちになっています。配偶者と「もう、桜はこれで見納めでもいいかな」と語り合います。
京都駅に直行し、早い時間の新幹線にチケットを変更し、京都の最後のシメは京都駅ビルの京都ラーメン。saraiはラーメン好きですからね。老舗ラーメン店の《ますたに》です。背脂醤油系の元祖とも言える中華そば屋さんだそうです。名前は知っていましたが、食するのは初めてです。

九条ねぎ、チャーシュー、すべてが美味しいラーメンです。これが京都のお花見のシメ。
新幹線でぐっすりと休み、夕闇の中、横浜に到着。充実した3日間でした。
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