感涙のマーラー:大地の歌・・・インバル&東京都交響楽団@東京芸術劇場 2017.07.17
今日の演奏について、書くべきことはたくさんあるのですが、ザルツブルク音楽祭への遠征の出発が2日後に迫っているので、残念ながら、ここまでしか書けませんでした。申しわけありません。
最後に予習について一言。聴いたのは以下のCDです。
オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア&ニューフィルハーモニア管弦楽団、クリスタ・ルートヴィヒ、フリッツ・ヴンダーリヒ
1964年2月・11月、1966年7月録音
絶対的な名盤であるブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィル、カスリーン・フェリアー、ユリウス・パツァークは予習の時間がなくて、聴けませんでしたが、何度も繰り返し聴いたので、まあ、いいでしょう。クレンぺラー等の演奏したCDは今回、聴き直して、その素晴らしさに思わず落涙しました。何と言っても、クリスタ・ルートヴィヒの美しい歌声と深みのある表現には文句のつけようがありません。そして、クレンペラーの指揮の素晴らしいこと、やはり、只者ではありませんでした。その上、フリッツ・ヴンダーリヒまで素晴らしいのですから、ワルター&フェリアー盤とも甲乙つけがたしの感です。もっとも、また、ワルター&フェリアー盤を聴くと、これが最高だときっと思うんでしょうけどね。
今日のプログラムは以下のとおりでした。
指揮:エリアフ・インバル
コントラルト/アンナ・ラーション
テノール/ダニエル・キルヒ
管弦楽:東京都交響楽団 コンサートミストレス:四方恭子
マーラー:交響詩《葬礼》
《休憩》
マーラー:大地の歌
まるでsaraiの壮行会でも開いてもらったようなものです。ありがとうございました。
明日はヨーロッパ遠征の前日。最後の予習・・・レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルのDVDでマーラーの交響曲第9番を聴きます。このときのウィーン・フィルのメンバーは現在はほとんど残っていないでしょう。しかし、伝統あるウィーン・フィルの柔らかい優美な響きは永遠のものです。ザルツブルク音楽祭では、ハイティンクの指揮に変わるので、もっと落ち着いた、深みのある表現でsaraiを感動させてくれるでしょう。
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