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オペラ《アイーダ》ヴェローナ野外音楽祭@アレーナ・ディ・ヴェローナ 2017.7.20

パソコンが電車の中で盗難にあって、そのドタバタ騒ぎの後、あまり落ち着く暇もなく、ヴェローナ野外音楽祭で大スペクタクルオペラの≪アイーダ≫を鑑賞することになりました。予定ではホテルでゆっくりと休養を取ってオペラを聴きに出かける予定でしたが、日本からパリ経由ミラノへの長距離のフライトとヴェローナへの電車移動の後、休養もなく、走り回った末のオペラ鑑賞。その割にはオペラの第1幕あたりは意外に頭がすっきりして、ヴェルディの力作に集中できます。野外のオペラなので、お祭り騒ぎのような公演を予想していましたが、意外に聴きごたえのある歌唱に惹きこまれます。やはり、ヴェルディは男声の重唱が素晴らしいです。第1幕第2場のラダメスとラムフィスの雄々しい歌唱はヴェルディならではと、うならせられます。ところで野外なのにマイクなしのように思えましたが、声も管弦楽もしっかりと響いています。古代ローマのアレーナって、そんなに音響がいいんでしょうか。第1幕が終わったところで早々と長い休憩です。
第2幕にはいると、音楽はヒートアップしてきます。第2場での「凱旋行進曲」はやはり素晴らしいですね。第2幕が終わって、また、長い休憩です。次第に疲労感が重なってきます。うーん、眠いぞ!
第3幕はアイーダとラダメスの歌がとても魅惑的です。音楽も高潮してきます。しかし、それに反比例して、saraiの集中力はどんどん落ちていきます。もう、限界です。
本来はゆっくり昼寝でもして、出かけるつもりのところ、寝不足と時差ボケで3回目の休憩にはいったところで参った!です。最後の幕を聴かずして撤退。まるで野球の9回の攻防を前に早めに帰る観衆みたいです。残念でした。それでも時刻は12時をまわっていました! もう40分も聴き続けることなんて、とてもできる状態にはありませんでした。 ヴェローナ野外音楽祭の≪アイーダ≫は長過ぎます。幕ごとに3回も休憩が入るなんて、想像もできませんでした。まあ、聴きどころは聴けたので、満足ではあります(負け惜しみ・・・)。

今日のプログラムは以下です。

 ヴェルディ:歌劇「アイーダ」

 指揮:ジュリアン・コヴァチェフJulian Kovatchev
 管弦楽:アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団、合唱団Arena di Verona Orchestra, Chorus
 演出:カルルス・パドリッサ、アレックス・オレ、ラ・フラ・デルス・バウス(演出家集団)Carlus Padrissa e Àlex Ollé / La Fura dels Baus

 アイーダ:イリーナ・チュリロワIrina Churilova
 ラダメス:ファビオ・サルトーリFabio Sartori
 アムネリス:アンナマリア・キウーリAnna Maria Chiuri
 エジプト国王(ファラオ):ロマーノ・ダル・ゾーヴォRomano Dal Zovo
 ラムフィス:マルコ・ミミカMarko Mimica
 アモナスロ:レオナルド・ロペス・リナレスLeonardo López Linares


やっと、これで今回のヨーロッパ遠征の音楽記事をすべて書き終えました。でも、この記事は20日遅れで、細部の記憶も正直、曖昧です。オペラの前後は新PCのセットアップに躍起になっていましたから、仕方のないことではありましたけどね。ふーっ・・・。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
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ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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