ザルツブルクのレジデンツ見学・・・終わったと思ったら何と!!
今日のザルツブルクは雨。その雨に乗じた形で、レジデンツResidenzを見学します。雨の日には絶好の時間の使い方ですからね。
レジデンツの2階に上がると、そこには大きな窓があります。そこから外を覗くと、ザルツブルク大聖堂Dom zu Salzburgのファサード前に広がる大聖堂広場(ドームプラッツ)Domplatzが見下ろせます。

大聖堂広場には仮設の観客席が作られています。広場の中心に聖母マリア像も観客席に取り囲まれて、窮屈そうです。実はこの大聖堂広場ではザルツブルク音楽祭のメインイベントの一つであるドイツ演劇《イェーダーマン》の公演があるんです。そもそもザルツブルグ音楽祭はこの《イェーダーマン》の公演から始まったんです。ザルツブルグ音楽祭の発起人の一人であったホフマンスタール原案で、同じく発起人であったマックス・ラインハルトが演出して1920年に上演されました。それ以来、雨でない限り、この大聖堂広場で上演されてきました。saraiも明日の公演を観ることにしていますが、今日のように雨でないといいのですが・・・。ちなみに雨だと屋内のホールに場所を移して、公演は行われます。でも、伝統のこの大聖堂広場で観たいものです。そう思いながら広場を見下ろします。

別の窓から、大聖堂のファサードを眺めます。明日の公演が楽しみです。

今見学しているレジデンツは大司教の公的なスペースです。ここは大広間です。カラビニエリ(警護兵)の間と呼ばれています。

この大広間の窓からは大聖堂広場越しに丘の上にそびえるホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgが望めます。

こういう武器も展示されています。カービン銃(1595年製造)と、ヴェネチアンシールド(ヴェネチア風の盾)です。大司教という聖職ではありますが、ザルツブルクを治める領主なのですから軍事力も持っていて当然ですね。

レジデンツの南側の部分を見て周って、東側の部分に出ます。今度は東側の窓からレジデンツ広場Residenzplatzが見下ろせます。

東側の騎士の広間、会議場、控えの間、謁見の間を見て回ります。再び、窓から外を見ると、レジデンツ広場に面する新レジデンツ、大聖堂が見えます。

北側の執務室、青の部屋などを見て回ります。北側の窓からはアルター・マルクト広場Alter Marktが見下ろせます。カフェ、トマッセリCafé Tomaselliも見えています。赤いゼラニウムで2階のテラス席が飾られているので目立ちますね。

ついで大司教の私的な住まいを見ていきます。北側、西側を周って、全部、終了。さらに3階に上る階段があります。

3階にはレジデンツ・ギャラリーという美術館もあります。多くの美術品が時代の流れと共に没収されてしまい、大したものはなさそうですが、レンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどがあります。これで終了かなと思ったら、大間違いです。いったん、東側に出ると、窓から、レジデンツ広場が見下ろせます。レジデンツ広場の先にはモーツァルト広場も見えています。

ここからはなんとザルツブルグ大聖堂の2階の回廊につながっています。大聖堂側からレジデンツ広場を見下ろせます。レジデンツの東側のファサードも眺められます。

反対側には大聖堂広場が大聖堂のファサード側から見下ろせます。明日の観る《イェーダーマン》の舞台と観客席の全体も見渡せます。

大聖堂の内部も見下ろせます。高いところから大聖堂を見下ろすなんて面白い体験です。

大聖堂の天井もこんなに近くに見えます。

大聖堂の内部を高見の見物と決め込みます。しばらく見て回りましょう。
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