FC2ブログ
 
  

束の間のウィーン:レオポルド美術館のリヒャルト・ゲルストル

2016年8月7日日曜日@ウィーン/5回目

レオポルド美術館Leopold Museumで絵画鑑賞中です。クリムトの中国趣味のアトリエの復元展示を見ているところです。なかなか興味深いですね。アトリエの中央に古い白黒写真が飾ってあります。何でしょう。

2017102801.jpg



クリムトのアトリエの実際の光景を写した古い写真です。確かにこの復元アトリエとまったく同じです。まあ、当たり前ですけどね。なお、このアトリエはウィーンのヨーゼフシュテッター通り21番地Josefstädter Straße 21にあったそうです。

2017102802.jpg



この復元アトリエを後にして、さらに順路を進みます。レオポルド美術館には外の風景が楽しめる部屋があります。まさにピクチャーウィンドウです。美術史美術館、ホーフブルクが見渡せます。

2017102803.jpg



次はリヒャルト・ゲルストルの作品が並んでいます。リヒャルト・ゲルストルは19世紀末から20世紀始めのごく短い期間に象徴主義の画家としての人生を燃焼させました。作曲家シェーンベルクの妻マティルデと深い仲になり、作曲家シェーンベルクは苦悩し、画家ゲルストルは若干25歳で首吊り自殺してしまいました。

これは「ヘンリカ・コーンの肖像」です。死の年に描かれました。病的な作品ですね。

2017102804.jpg



これは「予備中尉アロイス・ゲルストルの肖像」です。アロイス・ゲルストルはリヒャルト・ゲルストルの兄弟です。リヒャルト・ゲルストルの死後、アロイスがリヒャルトの作品を画商に見せたことが、リヒャルト・ゲルストルの作品が世に知られるきっかけになりました。

2017102805.jpg



これは「スマラグダ・ベルク」です。スマラグダは作曲家アルバン・ベルクの妹です。

2017102806.jpg



これは「パレットを持つ裸の自画像」です。自殺した年の作品です。何かいたわしいですね。

2017102807.jpg



これは「野原のカップル」です。これも自殺した年の作品です。

2017102808.jpg



これは「庭のマティルデ・シェーンベルク」です。問題の愛人ですね。これも自殺した年に描かれたものです。画家はどんな気持ちでこの絵を描いたんでしょうか・・・。
ちなみにマティルデ・シェーンベルクの旧姓はツェムリンスキーです。そうです。あの作曲家アレクサンダー・ツェムリンスキーの妹なんです。

2017102809.jpg



これは「半裸の自画像」です。最も有名な作品のひとつです。

2017102810.jpg



これも「自画像」です。上の自画像よりも後に描かれたものです。死の前年か前前年に描かれました。

2017102811.jpg



これは「果樹のある日の当たる草原」です。

2017102812.jpg



これは「背景に家のある木」です。妙なタイトルですね。そのままと言えば、そのままですが・・・。

2017102813.jpg



これは「ドナウ運河にて」です。

2017102814.jpg



これは「グムンデン近くの湖畔の道」です。死の前年に描かれました。アッター湖の近くのグムンデンでの作品です。これもクリムト風に真四角な風景画です。
グムンデンはアッター湖の旅で訪れました。多くの芸術家が訪れた由緒ある町です。

2017102815.jpg



以上、これまでになく、多くのリヒャルト・ゲルストルの作品を鑑賞しました。まだまだ、鑑賞は続きます。次はココシュカです。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR