アンリ・バルダ ピアノ・リサイタル@横浜上大岡ひまわりの郷ホール 2017.10.29
シューベルトの即興曲はバッハとはまったく性格の異なる音楽ですが、バルダの同じようなアプローチが気になります。がんがん響かせて、速いテンポでの演奏です。saraiはしみじみとした演奏が好きなので、ちょっと引いてしまうところもあります。デモーニッシュなソナタでも聴いているような感覚に陥ります。そう言えば、今日のプログラムは当初、シューベルトの最後の遺作ソナタの第21番だったんですが、そのほうがよかったような気がします。
アンリ・バルダらしさは全開の演奏でしたが、選曲がよくなかったような気がしました。やはり、バルダにはラヴェルが一番似合います。
この日のプログラムは以下の内容です。
ピアノ:アンリ・バルダ
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 第1巻
第1曲ハ長調BWV846
第8曲変ホ短調BWV853
第4曲嬰ハ短調BWV849
第19番イ長調BWV864
第20番イ短調BWV865
シューベルト:即興曲集 D.899
《休憩》
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 第1巻
第23番ロ長調BWV868
第18番嬰ト短調BWV863
第12曲ヘ短調BWV857
シューベルト:即興曲集 D.935
《アンコール》
ショパン:即興曲第1番変イ長調 Op.29
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 第1巻 第24番ロ短調BWV869
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 第1巻 第23番ロ長調BWV868
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