FC2ブログ
 
  

束の間のウィーン:レオポルド美術館のクリムト再び、そして、シーレへ

2016年8月7日日曜日@ウィーン/7回目

レオポルド美術館Leopold Museumで絵画鑑賞中です。クリムト、ゲルストル、ココシュカと見てきました。

次はまた再び、グスターフ・クリムトです。ここにはクリムトが描いた肖像画が集められています。

これは「盲目の男」です。この手のクリムトの絵は珍しいですが、人間の内面までよく描かれています。

2017110101.jpg



これは「座る少女の肖像」です。この手のクリムトの絵も珍しいですね。ただ、クリムトらしくはないかな。精密で美しい少女の姿ではあります。

2017110102.jpg



これは名称不明ですが、先ほどの「盲目の男」そっくりですね。顔の部分をアップで描いたのかな。

2017110103.jpg



これは「少女の頭部の習作」です。

2017110104.jpg



これは「老いた男の肖像」です。

2017110105.jpg



レオポルド美術館はこんなクリムトの肖像画まで、よく収集していますね。
さて、先ほどのウィーン大学大講堂の天井画の三部作が復元展示されている部屋に戻ってきました。みなさん、さかんにカメラのシャッターを切っていて、なかなかの人気です。大変、貴重な展示です。

2017110106.jpg



いよいよ、この先はレオポルド美術館の至宝とも言えるエゴン・シーレの黄金のコレクションです。コレクションに先立って、シーレの写真があります。シーレのナルシズムっぽい写真もシーレの芸術の一つかも・・・。

2017110107.jpg



このナルシズム写真が何枚も続きます。

2017110108.jpg



見ているこちらが恥ずかしくなるようなポーズをとっています。でも、堂々とこういう自己アピールができてこそ、芸術家なのかな。

2017110109.jpg



この写真コーナーを抜けないと、シーレのコレクションを見せてくれません。挨拶がてら、じっくり、写真と対面させてもらいました。

2017110110.jpg



シーレは年代順の展示に変えられています。何となく、昔の展示のほうがよかったような気もしますが、やはり、年代順に見ていったほうが分かりやすいかもしれません。年代順に展示できるほどのコレクション量とも言えます。

最初の1枚はこの「装飾的な背景の前にある様式化された花」です。1908年、シーレ18歳ころの作品です。何となく、シーレの「ひまわり」を連想してしまいます。あれはこの3年後の1911年に描かれます。

2017110111.jpg



この挨拶代わりの作品のあとに、シーレの頭部の彫刻があります。フリッツ・ヴォトルバ作です。1917年のシーレだそうですから、シーレが亡くなる1年前ころの姿を表したものです。シーレは27歳ころですね。

2017110112.jpg



これは「膝まづいている少年」です。題名はちょっとひねってあり、ひまわりの花を少年の姿に見立てたもののようです。描いたのはシーレではなく、シーレやココシュカに多大の影響を与えたと言われているベルギーの彫刻家ジョルジュ・ミンヌです。この作品は明らかにゴッホのひまわりに影響を受けたものです。しかし、このひまわりは輝かしい花ではなく、枯れた花です。シーレのひまわりは同様ですね。シーレはゴッホに感化されつつ、さらにこのミンヌの影響も受けながら、その芸術的な感性を養ったのでしょう。そういう意味でここにミンヌの作品が展示してあるのではないかとsaraiは勝手に想像しました。もしかしたら、まったくの素人考えかもしれません。

2017110113.jpg



さて、このあとからシーレのコレクションの展示が始まります。1910年、シーレ20歳から、1918年、シーレ最晩年まで、シーレが駆け抜けていった芸術的変遷を見ていくことにしましょう。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR