FC2ブログ
 
  

パソコン盗難事件の顛末、そして、リカバリーはなるか・・・

2017年7月20日木曜日@ミラノ~ヴェローナ/2回目

ミラノ中央駅Milano CentraleからヴェローナVeronaへ向かう高速列車フレッチャロッサFrecciarossaへ乗り込みました。あいにくファーストクラスが取れず、エコノミーのプレミアムクラスになり、かなり混み合っています。

2017111601.jpg



シートの周りにはパソコンを入れたバッグを置く場所がなく、深い考えもなく網棚に上げます。手荷物を網棚に上げたことなんて、今までなかったのですけどね。これが不運の始まりでした。
そもそも、いつもは電車は空いているファーストクラスを使うことにしているのに、格安料金のチケットがゲットできなかったためにエコノミークラス(つまり2等車)に乗ったのが間違いでした。セキュリティ面を考えれば、少々高くてもファーストクラスに乗るべきでした。それでもエコノミークラスの中でもちょっと上級のプレミアムのシートにはしたんです。プレミアムシートの特典として、ミネラルウォーターやお菓子の詰め合わせの紙袋がいただけました。

2017111602.jpg



ヴェローナの1つ前の駅の手前で、急に電車が止まります。信号機のエラーのようです。15分ほどの遅れでのろのろと走り出し、そろそろヴェローナ到着となり、降りる準備をしようと網棚を見ると・・・あれ、パソコンバッグがない。きつねにつままれた感じで、何だかこの現状が理解出来ません。皆で網棚を探しますが、どこにもありません。周りの乗客達も、私達の狼狽ぶりに気付き、一緒に心配をしてくれます。信じられませんが、いつの間にか盗まれたようです。一体いつの間に・・・。隣の座席の男性が車掌を呼ぶ方がよいというので、saraiが車掌を連れて戻ってきます。と、後ろの席のおばさんが、彼女の隣に座っていた大きな男が持って前の駅で降りたと車掌に話しています。気が付かないうちに隣席の大きな男が横から手を伸ばしてPCバックを盗んだようです。何故か、その大男はチケットを置いて降りたようで、車掌はそのチケットにsaraiの名前を書き込み、ヴェローナの一番ホームにある警察に行けと指示して、とりあえずは電車内での捜査活動は終了。最後に、車掌さんは、ごめんなさいねと頭を下げてくれました。ヨーロッパでこんな車掌さんのような対応は初めてです。ちょっと気持ちが収まります。
頭が真っ白でよく状況が飲み込めないまま、ヴェローナで電車を降ります。パソコンバッグにはノートPC2台とIPOD、ヘッドフォンなどが入っていました。いずれも愛用の品でした。ぐすん・・・。ただただ、茫然自失になるだけます。自分の気持ちをどう整理すればいいのかも分かりません。

荷物を引いて、ともかく駅前のホテルに向かいます。駅前と言っても、結構歩きます。10分ほど歩くと、大きな泰山木のある可愛いいホテルがありました。ホテルに入ろうとすると、敷地の入り口の鉄製の扉に鍵がかかっています。前庭にいる人が扉を開けてくれて、扉を開錠するキーナンバーも教えてくれます。庭に入ると、前庭の椅子に座った3人が、ホテルのオーナーが不在で彼らもチェックインできなくて困っていると言います。Eメールでホテル到着時間も知らせてあるのに、困ったもんです。仕方がないので、姉と姪っ子に荷物を預けて、saraiと配偶者は駅に戻ります。警察に盗難届を出さないといけませんからね。

駅を見回りますが、車掌の言った警察がどこなのか、よく分かりません。駅のお店の人に、警察はどこかと訊くと教えてくれますが、それでも場所がよく分かりません。うろうろと探しまわると、ようやく1番ホームのはずれにある警察を発見。

2017111603.jpg



分かってしまえば、そういうことなのかとするりと理解できますが、文化の違う国ではなかなか大変です。ホームにある警察ですが、ホームにパトカーも停車しています。

2017111604.jpg



当然、中には先客がおり、警察の仕事はとっても遅い・・・。外のベンチに座り込んで、じっと順番を待ちます。ただただ、警察のドアが開くのを待つしかありません。

2017111605.jpg



体感的には30分ほど待った後、困ったという様子の先客の女性3人組が帰り、ようやく我々の番です。暫し待て状態を経て、ようやく話を聞いてもらえます。我々の状況は伝わったようで、それならば鉄道警察に行けとのこと。いまさらそんな事を言われて困ります。堂々巡りですからね。ここは主張すべきことは主張しましょう。既に電車の車掌にも連絡済みで、ここに行けと言われたことを説明します。すると、ようやく盗難届けの書類を作ってくれます。が、盗難状況を英作文しなければならず、大変です。もちろん、なくなったものがいまさら出てくるとは思っていないので、この書類さえもらえれば、帰国してから盗難届作業をするだけのことです。何とか、頭をひねって、妙な英語で盗難状況を書き上げます。最終的に警察のスタンプを押した盗難届の書類をもらえて、ひとまずは安心。ところで警察署の壁を眺めていると、こんなステッカーが張ってあります。まさにsaraiの盗難事件と同じ状況です。網棚に荷物を上げるときには注意ってことですね。これには苦笑するしかありません。

2017111606.jpg



警察に盗難届を出すだけで1時間以上もかかってしまいました。急いでホテルに戻ると、結局、ホテルのオーナーは現れなかったそうです。ホテルの宿泊客たちが相談して、鍵がドアに差し込まれている部屋を、困っている客達で分かち合い、勝手に部屋に入ることになったとのことです(いいのかなあ・・・)。そうすればよいとの会話をオーナーとした人がいたようです。姉が、しっかりよい部屋を確保しておいてくれました。ホテルのオーナーの無責任ぶりは腹立たしいことですが、とりあえず泊まれる部屋を確保でき、一安心。みなさんもこのとんでもないホテルにはご用心。ホテルの名前を公開しておきます。

 La Magnolia, Verona(ラ・マグノリア)

さて、パソコンを盗まれたsaraiは、パソコンなしでこの旅を続けると心が決まりますが、配偶者の意見は違ったようです。彼女から見ると、saraiはふてくされているだけで、saraiがパソコンなしの状態で旅を続けられるはずがないと断じます。配偶者はそんなsaraiの面倒を見るのは勘弁してほしいと思っていたそうです。ですから、配偶者は、パソコンをなんとしてでも手に入れる方向で心が決まっています。問題はイタリアで購入したパソコンを、saraiが使える状態にできるかどうかの一点にあったそうです。で、配偶者からイタリア仕様のパソコンを使える状態に出来るかと配偶者が訊くので、saraiは出来ると思うと答えます。では、パソコンを買いに行きましょうということになります。旧市街にあるツーリストインフォメーションでパソコンショップを探してもらいましょう。
時間もないので、夜の野外オペラを観る服装に着替えて出かけます。
また、駅前に出て、そこからバスに乗ります。途中、ポルタ・ヌォーバ(ヌォーバ門)Porta Nuovaの前を通り過ぎます。駅とホテルの中間にこのポルタ・ヌォーバがあります。

2017111607.jpg



バスのチケットはさきほど駅のキオスクで1日乗車券を購入しておきました。

2017111608.jpg



バスで旧市街のブラ広場Piazza Braに到着します。12年ぶりに訪れる懐かしい広場です。広場にはアレーナArena di Veronaが昔ながらの姿で立っています。今夜はここで野外オペラを見ます。

2017111609.jpg



アレーナの前には大きなゴミのようなものがたくさん並べられています。この正体は後で判明します。

2017111610.jpg



ゴミの向こうには、ヴェローナ市庁舎Municipio di Veronaの立派な建物が見えます。

2017111611.jpg



ツーリストインフォメーションはなかなか見つかりませんが、立派な建物の一部に発見。城壁の一角にあります。

2017111612.jpg



窓口には数人の人が行列しています。彼らの相談事が終わるのをイライラしながら待ち、ようやく順番になります。窓口のお姉さんは即答でした。即座に地図上にパソコンショップの場所を示してくれます。ここから歩いてすぐのところです。ジュリエットの家のすぐ先にあるようです。

2017111613.jpg



パソコンショップはこの1軒しかないのかもね。ツーリストインフォメーションを出て、また、アレーナの前に出ます。

2017111614.jpg



アレーナの横を通り過ぎます。

2017111615.jpg



心はパソコンショップに急ぐ気持ちでいっぱいです。果たして、適当なパソコンはあるでしょうか。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR