新しいパソコンをゲット・・・気分は好転
ミラノ中央駅Milano CentraleからヴェローナVeronaへ向かう高速列車フレッチャロッサFrecciarossaの車中でパソコンが盗難に合い、そのリカバリーのためにヴェローナ到着後、新しいパソコンを購入するためにパソコンショップに向かっています。ツーリストインフォメーションのお姉さんに教えられたルートを地図を片手に歩きます。ブラ広場Piazza Braからジュゼッペ・マッジーニ通りVia Mazziniに向かいます。

右手には、まだ、巨大なアレーナArena di Veronaが聳え立っています。

急いで、観光客で賑わう商店街、ジュゼッペ・マッジーニ通りを抜けていきます。

やがて、カッペッロ通りVia Cappelloにぶつかったところで、右に曲がります。すぐ、左手にジュリエットの家Casa di Giuliettaが見えてきます。以前、訪れたこともあり、スルーします。姉と姪っ子は見物に行くということで、ここで別れます。saraiと配偶者は一目散にパソコンショップに向かいます。やがて、通りの右手にお店を発見。立派で大きなパソコンショップです。家電量販店のトロニーTronyのパソコン売り場です。
このお店まで歩いたルートを地図で確認しておきましょう。

このお店にはパソコン担当者が一人しかいないのにはビックリですが、逆に頼もしい人で、いろいろ相談に乗ってもらいます。
結果的に購入したのは、レノボのノートPCのYOGA 900Sです。軽量のモバイルPCはこれくらいしか販売していなかったので、選択の余地はありませんでした。イタリア語キーボードが玉の瑕ですが、ほぼ重量1kgで12.5インチの高解像度(2560x1440)のタッチ機能付き液晶、それに薄さが12.8mmの超薄型、CPUはIntel® Core™ m7-6Y75 Processor (1.20GHz 4MB)という高速CPU、メモリは8GB(LPDDR3 1866MHz)、512GBのSSDという万全の布陣、OSはWindows10です。
特別な機能として、特殊ヒンジを使っていてPCモードとタブレットモードの切り替えができます。通信系は802.11 AC (2x2) + Bluetooth® 4.0でこれも万全ですね。残念なのはメモリカードスロットがないことくらいでしょうか。この仕様では高価でも仕方がありませんね。薄さのせいか、持った感覚が1㎏以下に感じます。バッテリーも強力でヴィデオを再生しても10時間以上持つそうです。通常利用では12.1時間持ちます。
当初はもちろん、イタリア語版Windows10でしたが、これでは使えないので、まず、英語版に変更。ここまではこの販売店のスタッフが優秀でやってくれます。saraiはイタリア語はまったく分からないので手が出ません。

この先はsaraiが英語版から日本語版に変更します。必要なソフトやデータはsaraiの自宅サーバからダウンロードしてセットアップしましょう。(ヨーロッパ滞在中、最後まで解決できなかった問題があります。それはWindowsのシステム表示が英語のままだったことです。例えば、コピー、貼付け、切取りなどは、copy、paste、cutなどです。実用上は問題ないのでほっておきましたが、気持ちが悪いので、帰国後、修正に成功。設定の地域・言語メニューで日本、日本語は選択しておきましたが、元がイタリア語仕様のため、システム表示用の日本語フォントが入っていなかったためで、日本語化セットをダウンロードすることで解決しました。)
ところで、高価なPCなので、販売店で気をきかせてくれて、免税品の処理をしてくれました。10%くらいはお金が戻ってくるでしょう。
久しぶりにゲットした最新型のPCを配偶者のカバンに入れてもらい(軽量・薄型ですから楽々入ります)、意気揚々とブラ広場に向かいます。途中、ジュリエットの家の前を通り過ぎます。やはり、観光客で大賑わいです。

余裕でジェラートも楽しみます。有名なヴェンチVenchi Chocolate Gelatoのジェラートです。saraiは新しいパソコンをゲットして、パソコン盗難事件のショックから、すっかりと立ち直っています。単純なものですね。

ブラ広場に戻ってくると、ようやく広場の賑わいを感じることが出来ます。ここでヴェローナの街を楽しんでいた姉たちとも合流。首尾よくPCをゲットしたことを報告して、いったんホテルに戻ります。ホテルの庭にある泰山木のことを配偶者はとても気に入っています。

ホテルの部屋でオペラに出かけるために着替えます。オペラにでかけようとして、前庭で姉たちが出てくるのを待ちます。ホテルの建物の入り口はなかなか立派です。

前庭と通りを隔てる鉄製の扉は頑丈そうです。

すると、この鉄製の扉のキーを開けて入ってくる男性がいます。この扉は暗証番号でロックされているのですが、宿泊客同士が情報交換して、暗証番号を教えあっていたんです(それも変ですね)。てっきり、別の宿泊客かと思っていたら、どうやら、この男性がホテルのスタッフのようです。別の宿泊客が挨拶して、握手しています。その宿泊客は昨日から宿泊しているそうですが、このホテルのスタッフに初めて会ったそうです。腹立たしいのですが、saraiもスタッフと挨拶し、勝手に部屋を確保したことを説明します。で、握手! 部屋のシャワーでお湯が出ないと苦情を言うと、一応、ボイラーのチェックをして、問題ないはずだとのこと。でも、水しか出なかったんだよ! あまり、時間がないので、それ以上追及せずに、明日のチェックアウトについて確認します。さすがにそのスタッフは宿泊料金のことを気にします。こちらがExpediaで既に前金で支払い済だと言うと、急に興味をなくし、そのまま出ていってくれればいいとのこと。いやはや、あきれました。まるで無法地帯です。部屋が綺麗に掃除してあったのだけが救い・・・それとエアコンがあったので部屋が涼しいこともプラス。こんなホテルって、許されるんでしょうか。長い間、ヨーロッパに出かけていますが、こんなに無茶苦茶な管理のホテルは初めてです。
さて、野外オペラを見るために出かけましょう。また、駅前からバスに乗って、ブラ広場に行きます。一応、夕食をいただくつもりで事前に知らべてあったお店があるので、探しますが何としても見つかりません。ずらっとレストランが並んでいるので、別にお目当てのお店でなくてもいいでしょう。もう時間もないので、空いている席があるお店にテラス席にすわります。いやはや、膨大な人たちがこのあたりのレストランで食事中です。凄い!

すぐ目の前にはアレーナの巨大な建物があります。

アレーナは夕日でバラ色に輝いています。

お店のスタッフは忙しそうでなかなか我々のテーブルにやってきません。

ひとしきり、いらいらしながら待っています。

ようやく、スタッフがテーブルにやってきます。彼にオペラが始まるので急いでほしいというと、ここのみんながそうだと笑われます。それはそうですね。なるべく早くできそうなメニューを選び、ようやく一息つきます。夕日に輝くアレーナを眺めながら、料理を待ちます。

ようやく、ゆったりした時を過ごしています。今までのドタバタ騒ぎのことを一瞬、忘れます。美味しいイタリアンを食べて、オペラを楽しみ、悪夢のような出来事は忘れ、楽しい旅モードにチェンジしましょう。
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