トリノ散策:トリノ発祥の名物ホットドリンク「ビチェリン」
トリノTorinoの旧市街の中心にあるカステッロ広場Piazza Castelloからトリノ名物の飲み物ビチェリン発祥のカフェを目指して歩いているところです。実はあんまり詳細な場所が分かっていないので、少々、当てずっぽうで歩いています。若干、不安感はあります。モーツァルト父子がかって滞在したホテル・ドガーナ・ヴェッキアHotel Dogana Vecchiaの前を過ぎて、コルテ・ダッペッロ通りVia Corte d'Appelloの路地を進みます。すると、オベリスクの立つサヴォイア広場Piazza Savoiaに出ます。

このサヴォイア広場で右に折れて、コンソラータ通りVia della Consolataを北のほうに進みます。このあたりは確信があるのではなくて、単なる勘で歩きます。一つ目の4つ角で左のほうに伸びるサン・ドメーニコ通りVia San Domenicoの様子を窺います。教会の塔らしきものは見えますが、そちらのほうではなさそうです。

と、この4つ角の一角に何と大きな観光案内地図が設置されています。この地図で現在位置を確認します。どうやら、このコンソラータ通りをもうすぐ進んだところが目的地のようです。

すぐにコンソラータ教会Santuario della Consolataの前に到着。

この教会の前の小さな広場に探しているお店、カフェ・アル・ビチェリンCafé Al Bicerinがありました。ここに来られたのは本当に偶然です。道に迷わなくてよかった。人気店だけあって、お店の前のテラス席は賑わっています。

私たちも、その賑わうテラス席の中に加わります。幸いテーブルが一つ空いていました。広場の向かいにはコンソラータ教会が見えています。

カフェ・アル・ビチェリンは意外に間口の狭いお店です。

カフェ・アル・ビチェリンの左側にも同名のショップがあります。お菓子屋さんのようです。

広場の一角には鐘楼も立っています。

注文したビチェリンを待つ間、広場をぶらぶらします。広場の名前はコンソラータ広場Piazza della Consolataです。もちろん、教会の名前です。よくよく見るとなかなか存在感のある教会です。後で内部も見学してみましょう。

カフェ・アル・ビチェリンは賑わっています。配偶者も席に着いています。観光案内でお店のことをチェックしているようです。

ビチェリンともう一つ有名なザバイオーネも注文しました。お願いしたその2品が届きます。お店のお姉さんが、ビチェリンは絶対に掻き混ぜないでねと言いながら去っていきます。はい、わかっていますよ。観光案内書に書いてありますから。左がビチェリン、右がザバイオーネです。

静かな広場でゆったりとしながら、ビチェリンとザバイオーネをいただきましょう。とっても贅沢な時間です。

ビチェリンは、コーヒーとホットチョコの層に分かれています。掻き混ぜずにそのままそっとグラスを傾けて口の中に流し込むと、2つの味が口の中で混ぜ合わさり、とってもおいしいです。これは面白い飲み物です。向かいに座ったおじさんは、盛大に混ぜています。ザバイオーネは、お酒がかなり強く、黄味がどろっとしていて、ちょっと飲みづらいです。卵黄に砂糖を加えて泡立て、そこにシェリー酒など洋酒を煮詰めたクリームを加えているんだそうです。栄養ドリンクですね。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

この後の予定は特にないので、ゆっくりとした時間を過ごします。でも、この後、大変なことになります。予想外でした。
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