淡路島と言えば人形浄瑠璃は見逃せない
まずは淡路島観光のメインである、うずしおクルーズです。福良港にあるクルーズ船乗り場に到着します。

昨日は大潮の日で、特に12時以降のクルーズがうずしおの期待大です。それまではクルーズ船乗り場の向かいにある淡路人形座で人形浄瑠璃を楽しみます。淡路島は上方と並んで、人形浄瑠璃が昔から盛んだったところです。現在はこの淡路人形座のみがその伝統を引き継いでいます。毎日、4公演を催して気を吐いています。
その会場は驚くほどに立派な建物です。

今日の演目は「戎舞(えびすまい)」と「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのだん)」の二つです。後者の演目は有名な八百屋お七の芝居です。

受付でチケットを購入。

狭い通路を抜けて、舞台に向かいます。

これが人形芝居の会場です。なかなか、趣があります。

客席の後方には人形の頭が展示されています。

これが舞台です。歌舞伎と同様に幅広い舞台ですね。

「戎舞(えびすまい)」は戎さまの人形がお酒を飲んでは、福を願うという縁起物です。ユーモラスな人形の演技を3人の人形師が見事に演じます。3人がぴたりと息が合って、自然な人形の動きを作り出しています。
次いで、人形の解説があります。人形浄瑠璃、初体験のsaraiにはとても参考になりました。
最後は「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのだん)」です。あでやかな着物の八百屋お七の人形が登場し、迫力のある動きを見せてくれます。義太夫の演奏も見事で聴き応えがあります。地方の人形芝居なので、それほど期待していませんでしたが、素晴らしい公演です。公演が短いのだけが残念でした。淡路島に住んでいれば、きっと、しばしば訪れたくなったことでしょう。
歌舞伎を鑑賞したような感覚で、とっても満足しながら、会場を後にします。

次のうずしおクルーズに急ぎます。既にクルーズ船、咸臨丸の乗船が始まっています。なかなか、美しい船体です。

さあ、我々も乗船しましょう。

上天気なので、上部デッキに陣取ります。高いマストを見上げます。

青空にマストが屹立しています。

いよいよ出港です。船が桟橋を離れていきます。淡路人形座の建物も見えています。

鳴門海峡の海面が輝いています。それでも海に出ると、船上は寒いです。慌ててマフラーを首に巻きます。

クルーズ船は一路、うずしおに向かっていきます。
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