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クレモナ散策:コムーネ宮からヴァイオリン博物館へ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/7回目

クレモナCremonaの旧市街の中心にあるコムーネ宮Palazzo del Comuneの前にあるストラディヴァリ・アントニオ広場Piazza Stradivari Antonioまで歩いてきたところです。広場には土曜市がたっており、大変な雑踏です。
と、ショーウィンドウにパソコンが並んだ立派なお店があります。ヴェローナで購入したパソコンは何とか日本語モードで動くようになりましたが、写真が取り込めない状態なので、メモリーカードリーダが欲しいのです。写真が取り込めないとブログに写真を掲載できませんからね。探してもなかなか見つからないパソコンのお店に偶然行き合ったのですから、是非とも、このお店で購入していきましょう。

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お店の中を見渡すと、それらしい物のあるコーナーがあります。その前で考えていると、店員が寄ってきます。メモリーカードリーダが欲しいというと、それはないとのこと。えっ! ここは、パソコンショップではなく、アップルショップでした。時代ですね。並んでいたのはアップル製品です。saraiが何が欲しいかを説明すると、じっと考え込んだ店員は、これなら大丈夫ではないかと思う商品を見つけて、開封し、saraiのパソコンとデジカメのメモリーを実際に接続確認してくれます。バッチリです。感謝。かなり高価ですが、それは仕方がありません。即購入です。イタリアで購入したパソコンもだんだん完璧な状態に近づいていきます。
アップルショップを出ると、また、土曜市の雑踏です。衣類のお店が多いですが、ほかにもいろんなお店が出ています。

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しかし、コムーネ宮の周りは露店と買物客だらけです。これでは見物どころではありません。

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大聖堂に付属する鐘楼、トラッツォTorrazzoも見えてはいますが、あたり一帯は露店だらけです。いったんは退散して、ヴァイオリン博物館に向かいましょう。

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配偶者はめざとく花屋さんを見つけて、横目に眺めながら歩いています。

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トラッツォが遠くに離れるにしたがって、だんだんと喧騒も収まります。パーチェ広場Piazza Della Paceを歩いて、機嫌よく、ヴァイオリン博物館を目指します。

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クラウディオ・モンテヴェルディ通りVia Claudio Monteverdiを少し歩くと、マルコーニ広場piazza Marconiの奥にモダンな建物が見えてきます。

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広場にはアントニオ・ストラディヴァリらしき銅像もたっています。

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建物に近づいていきます。この建物は最近、新しく作られたもので、立派な美しいヴァイオリン博物館Museo del Violinoです。垂れ幕を見ると、モンテヴェルディ生誕450年を記念した特別展をやっています。モンテヴェルディはここクレモナで生まれた大作曲家です。併せて、カラヴァッジョ展もやっています。カラヴァッジョの作品が展示されています。saraiのお目当てはこのカラヴァッジョです。クレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)のカラヴァッジョ作品に続いて、また、別の作品が見られます。贅沢ですね。

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このヴァイオリン博物館までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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博物館の受付で入館チケットを購入します。シニア割引もあるようで、係の女性がsaraiにシニアでしょと訊いてきます。これはありがたいですね。配偶者も同じなので・・・というと、「彼女は違うわよ、若いでしょ」とキッパリ否定。配偶者はこれを聞いて喜んでいます。配偶者は嬉しいでしょうがこれは困ります。saraiと同じ歳だと言っても信じてくれませんが、それでもしぶしぶチケットはシニアで売ってくれました。saraiは憮然とするのみです。ちなみにシニアは3ユーロ割引の7ユーロです。

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ストラディヴァリウスのヴァイオリンのミニコンサートもあるので、予約をします。指定席です。

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これが案内パンフレットですが、イタリア語のみです。表紙の写真は特別展で展示しているカラヴァッジョの《リュートを弾く若者》(Suonatore di Liuto)です。

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その特別展、《モンテヴェルディとカラヴァッジョ》展のパンフレットはこれ。

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ちゃんと日本語の館内案内パンフレットもあります。さすがです。

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ミニコンサートが始まるまで40分ほどあります。まずはそのミニコンサートを聴き、その後で博物館を見学することにします。それまではお茶して休憩しましょう。ここまで結構歩き廻りましたからね。それに天気が良くて暑いんです。冷たいもので喉を潤したくなりました。



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