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ロータス・カルテット:驚きのアンコール@鶴見サルビアホール 2018.2.13

一昨日、ロータス・カルテットのコンサートでベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の2大傑作、Op.131とOp.132を聴いたところですが、今日はある意味、ぐっと軽く、ハイドン、シューマン、メンデルスゾーンのプログラムでした。ところがやはり、ロータス・カルテットは考えていることが違います。なんとアンコール曲にベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲のもうひとつの傑作、Op.130という超弩級の作品を持ってきます。それもとりわけ美しいカヴァティーナです。もちろん、素晴らしい演奏でした。これで昨年のベートーヴェン・チクルスのうち、主要な後期作品を復習した感じです。

前半のハイドンは古典的な雰囲気を残しつつも深みのある演奏で惹き込まれました。続くシューマンは厚い和声をたっぷりと味わわせてくれて、ロマン派の醍醐味を楽しみました。ここまでが助走です。

後半のメンデルスゾーンは素晴らしく美しい演奏です。こんな美しい音楽があっていいのかと思わせるような見事な演奏を聴かせてくれました。とても18歳の青年が作曲したとは思えない完成度の高い作品です。しかし、そんなsaraiの思いを覆してくれたのがアンコールのベートーヴェンです。真に美しい音楽とは何かをロータス・カルテットは語りたかったのでしょうか。カヴァティーナは美しさの極致の音楽ですが、それ以上に深い思いがこめられた最高の音楽です。ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の中でも最も美しい音楽と言っても間違いないでしょう。ロータス・カルテットの演奏は深くて美しい表現の響きでホールの空間を満たしてくれました。結局、このアンコール曲を聴くために本編の3曲を聴いていたような感じです。頭に残ったのはカヴァティーナの美しい旋律だけです。そういうわけで、本編の演奏は頭から一掃されたので、本編の感想はほとんど書けませんでした。悪しからず・・・。

今日のプログラムは以下です。

  ロータス・カルテット
    小林幸子vn  マティアス・ノインドルフvn
    山碕智子va  斎藤千尋vc

   ハイドン:弦楽四重奏曲第34(27)番 ニ長調 Op.20-4 Hob.III:34
   シューマン:弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.41-2

   《休憩》

  メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13

   《アンコール》
    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130より、第5楽章 カヴァティーナ Adagio molto espressivo


最後に予習について触れておきます。
1曲目のハイドンの弦楽四重奏曲第34(27)番 ニ長調 Op.20-4 Hob.III:34は以下のCDを聴きました。

 エンジェルス四重奏団

古典の作品を宮廷音楽風に美しく演奏していましたが、少し残響が多過ぎる録音だったのが気になりました。

2曲目のシューマンの弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.41-2は以下の2枚のCDを聴きました。

 メロス四重奏団
 グリンゴルツ四重奏団

意外にメロス四重奏団の演奏は重くて、もう一つ。グリンゴルツ四重奏団はシューマンのロマンが感じられる美しい演奏でした。とりわけ、第4楽章が見事です。

3曲目のメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13は以下の2枚のCDを聴きました。

 エマーソン・カルテット
 エベーヌ・カルテット

エマーソン・カルテットはさすがにとっても美しい演奏です。エベーヌ・カルテットはぎょっとするくらい個性的な演奏ですが、とても惹き込まれてしまいました。素晴らしい演奏です。エベーヌ・カルテットのほかのCDも聴いてみたくなりました。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       ロータス・カルテット,

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