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目黒川の桜とチターのコンサート

目黒川の桜が世間の話題になっているので、それではと配偶者と今年初めての桜見物に出かけてみました。東横線の中目黒駅で下車すると、驚いたことに駅の改札口前から大変な混雑が続いており、なかなか、前に進めません。桜の花を見に来たのか、人を見に来たのか、分からないほどです。警察官が人混みの整理に汗をかいています。ようやく、人混みをかき分けて、目黒川に近づきます。配偶者はまだ蕾が固いわねって、醒めた口調で話しています。目黒川の前に到着。結構、桜の花は咲いています。ようやく、配偶者は8分くらい咲いているかしらって認めます。まあ、満開というほどは咲いていませんからね。川沿いの道を目黒方向に少し歩き出します。最初の橋の上から目黒川の桜を眺めます。これって、ほぼ満開ですね。

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対岸に渡って、今度は目黒とは反対方向の池尻大橋のほうに向かって歩いていきます。おおっ、こちら側の桜は満開ではないですか! 人も多くなってきます。みなさん、どのあたりの桜が満開かをよく知っていますね。橋の上に出て、満開の桜を見上げます。素晴らしいですね。

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川に沿って、さらに歩いていきますが、どこまでも満開の桜が続きます。このときとばかりに川沿いには食べ物とドリンクのお店が軒を連ねています。どこも行列ができるほどの繁盛ぶりです。1年の稼ぎをこの週末で上げようとばかりに料金も高めです。saraiは意地になって、何も買わないよって強がります。桜見物の人たちの中に外国人が多いことにも驚きます。中には着物姿の外国人の集団もいます。レンタル着物でしょうか。かなり、歩いてきたところで橋の上に上がって、目黒川の上に枝を張り出して咲き誇っている桜を感嘆して眺めます。

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池尻大橋に近づいたところでUターンして、今度は対岸を中目黒のほうに戻ります。中目黒に近づいていくと、桜がだんだんと見事に咲き誇っています。満開の桜とその周辺のお店の繁盛ぶりを楽しんだところで桜見物を完了。また、東横線の電車に乗って、自宅への帰途につきます。

ところで、目黒川のお花見の前はコンサートを楽しんでいたんです。そのコンサートのついでのお花見でした。
コンサートは初台のオペラシティにある近江楽堂でのチターのリサイタルでした。
チターのリサイタルを聴くのは初めての体験です。チター愛好者のお友達からチケットをいただいたので、珍しいチター体験となりました。ドイツの有名なチター奏者、トミー・テマーソンと日本人チター奏者の惠藤美津子のジョイントコンサートです。トミー・テマーソンのソロ演奏と二人のデュエット演奏のプログラムでした。
ドイツ・オーストリアの曲目が中心でした。なかでも、チターと言えば、やはり、ヨハン・シュトラウス2世の《ウィーンの森の物語》は素晴らしいです。昔、アントン・カラスのチターとウィーン・フィルの共演のレコードを聴いた思い出がよみがえります。今回はトミー・テマーソンのソロ演奏でしたが、素晴らしい音色で魅了されました。
今回のコンサートで珍しかったのはチターの演奏をカメラでアップ撮影して、壁に投影してくれたことです。お陰でチターの演奏法がよく分かりました。右手の親指のピックでメロディーを演奏しながら、右手の残りの4本の指で和声コードを弾くんですね。
最後のアンコールでは、映画《第3の男》のハリー・ライムのテーマを演奏してくれました。これまた、アントン・カラスの定番だった曲ですね。見事な演奏でした。
チターのどこか郷愁を誘うような音色に魅惑された2時間でした。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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