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ビュールレ・コレクションの美少女と根津美術館のかきつばた(1)

先週と今週、東京交響楽団と読売日本交響楽団のサントリーホール定期のシーズンが開始しました。芸術は音楽だけではなく、美術もあります。世界の美しいものを聴き尽す&見尽くすというのがsaraiの信条です。サントリーホールに行く前に美術鑑賞を楽しみました。

一度目はサントリーホールでのピリスのサヨナラ公演の前に六本木の国立新美術館で開かれているビュールレ・コレクション展に出かけました。ビュールレ・コレクションと言えば、8年前に初めて、チューリッヒに行ったとき、その計画段階で以下のようなブログ記事を書きました。

====2010/06/16====
チューリッヒ美術館は気になるところですが、これは時間あればという感じですね。本当は個人の美術コレクションであるビュールレ・コレクションが1番行きたいところですが、残念ながら、少なくとも、今年の8月まではCLOSEDというインフォメーションがそのサイトに出ています。有名なルノアールのイレーヌ嬢の絵が見たかったなあ。ルノアールの少女を描いた作品のなかでも最高の1枚ですね。実はこのイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の絵画は現在、日本で公開中です。ただ、大阪でのみ展示だとのことで、saraiも見には行きたいなあとは思っているんですが、スケジュール的に難しそうですね。お近くのかたは是非、見に行かれて、感想をお寄せください。
=============

実はこれ以降もチューリッヒに行く機会にビュールレ・コレクションのスタッフにメールでコンタクトしてチャレンジもしましたが、そのときは月に1回の予約公開はスケジュールが合わずに断念したりしました。本当にイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の絵に恋い焦がれていたんです。

遂に永年の夢を実現するときがやってきました。六本木に地下鉄で到着して、逸る心を抑えて、まずは紅茶とケーキで体力をつけます。六本木でお茶と言えば、やはり、saraiの世代ではアマンドでしょう。いつも交差点の角のピンク色のお店を見るだけでしたが、ようやく初体験です。平日の昼下がりで2階席は結構空いています。窓際の席に陣取り、六本木の交差点の賑わいを見下ろします。ケーキセットを注文。saraiはモンブラン。配偶者は名物のリングシュークラシック。美味しくいただきました。意外に簡素な店内の様子に拍子抜けしました。

元気が出たところで国立新美術館に向かいます。初めて美術館通りを歩きましたが、色んなお店が軒を並べていますね。肝心の国立新美術館はビュールレ・コレクション展は会期が長いせいか、それほど混んではいません。高額料金のせいで、客足ももうひとつなのかもしれません。至上の印象派展と銘打っているのに、1枚目がフランス・ハルスの肖像画というのも違和感がありませすが、肖像画コーナーの7枚の絵画もレベル高しです。4番目のセクションから、ようやく印象派の作品が始まります。マネ、モネ、ピサロ、シスレーと並びます。シスレーの作品がセーヌ川付近ではなく、ロンドンの風景というのにはびっくり。5番目のセクションに至り、遂にお目当てのルノワールのイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢があります。この作品を実物で見ると、顔が素晴らしくよく描けていることが分かります。それ以外は平凡ですが、少女の顔の美しさは群を抜いています。じっと永年の夢だった美少女の顔を見入ります。多分、薄塗で何重にも重ね描きしたんでしょうね。とても透明感のある肌が丁寧に描かれています。やはり、ルノワールの少女の肖像では最高の作品です。この作品の画像はここです。

残りは余裕で見て回ります。セザンヌの6枚の作品がどれも素晴らしいです。今更ながら、セザンヌの天才ぶりに感心しました。ゴッホの一連の作品も見ごたえあるし、ブラックのキュービズムの作品もよく、ピカソの天才ぶりも見事です。全部見終えて、再び、美少女のもとに戻ります。やっぱり素晴らしいです。ルノワールの作品ではムーラン・ド・ラ・ギャレットと優劣つけがたい傑作です。美しさではイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢、心の浮き立つ幸福感ではムーラン・ド・ラ・ギャレットですね。

国立新美術館からは歩いてサントリーホールに行きます。六本木通りを歩くと、意外に近いですね。

昨日のサントリーホールでの読売日本交響楽団のサントリーホール定期のシーズン開始プログラムに先立って、訪れた根津美術館の光琳と乾山という特別展についても書くつもりでしたが、夜が更けたので、明日のコンサート記事の後で書きます。悪しからず。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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