ルツェルンからザルツブルクに向けて、出発
ルツェルンLuzernの街歩きを終えて、旧市街を通って、ホテルに向かっています。ロイス川の川岸に沿って、ぶらぶら歩いているといつもその前を通っているイエズス会教会Jesuitenkirchが目に留まります。で、ちょっと内部を見学します。ヨーロッパの古都を歩いていると、キリスト教徒でもないのに教会の中を見るのが楽しみの一つです。内部は見事なバロック様式の装飾が施された華麗な空間が広がっています。

中に入り、少し進んだところで後ろを振り返って、びっくり・・・とっても美しい装飾のパイプオルガンあります。チューリッヒの名工メッツラーの手によるものなのだそうです。古いものではなく、20世紀に作られたそうです。いかにもよい響きがしそうですね。まわりの天井画も美しいです。

素晴らしい祭壇画もあります。天上の聖母子を仰ぎ見るという、ありそうであまりない画題です。この絵画もよいのですが、祭壇画の装飾が実に豪華です。

バロック、ロココに彩られた美しい教会に感嘆しました。これを以って、ルツェルン散策は終了。結果的に楽しい散策でした。
ホテルに戻って、預けていた荷物を受け取って、朝予習済みのルートでバスに乗って、ルツェルン駅に移動します。朝購入したバスの1日乗車券の元は取れました。
駅前には巨大な門のモニュメントが建っています。これは1971年に焼失した旧駅舎の正面ファサードで、これだけが焼け残ったんだそうです。これだけを残して、新駅舎を後退させた場所にデザインした建築家の発想は素晴らしいですね。

まだ、予定の電車の時刻までは30分以上もありますが、ともかく、プラットホームに行きましょう。ここからは1時間ほどでチューリッヒZürichまで行き、そこからは直通のレールジェットに乗り換えて、ザルツブルクに向かいます。駅構内に入ると、この時間(午後2時ちょっと前)は意外に閑散としています。

と、ここで意外な邂逅があります。メンリッヒェンの頂上のホテルでご一緒して、歓談した日本人のご夫婦です。なんでもメンリッヒェンから日帰りでルツェルンに遠征してきて、これからメンリッヒェンに戻るそうです。しばし、ご挨拶します。いやあ、驚いた!

インターラーケン行きの電車のホームに移動するご夫婦をお見送りします。

さあて、電車が来るまで30分ほどホームで待ちましょう。

チューリッヒ行きのIRが出発する6番ホームはまだ閑散としています。

珍しく、余裕のある時間に来たので、延々と電車の到着を待ちます。

予定通り、チューリッヒ中央駅行のIRに乗り、50分ほどの鉄道の旅です。途中、チューリッヒ湖の湖岸を走ります。チューリッヒまではチューリッヒ湖岸をあと15分ほど走ることになります。

ネットで事前に購入したチケットはルツェルンからザルツブルクSalzburgまでの通しのチケットです。

予定通りの時間にチューリッヒ中央駅に到着。乗り換え時間は15分ですから、余裕です。レールジェットの発車するホームを確認します。

10番ホームに行くと、既にレールジェットは入線しています。これは食堂車です。後で美味しい食事をいただきましょう。

ここからはザルツブルクまで5時間半もの長い旅になります。念のため、ちゃんと指定席を確保しておきました。

さあ、いよいよザルツブルクに向けての最終コースです。
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