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チェコ国立バレエ:Americana III@プラハ国立歌劇場 2013.6.16

プラハ国立歌劇場でオペラを見る予定で《ラ・ボエーム》のチケットを購入済みでしたが、急に公演がキャンセルになり、仕方がないので、バレエ公演に切り換えました。モダン・バレエ3作品です。3作品に共通したテーマはアメリカ人振付家による作品であることです。その中の一人は偶然にも、3日前にドレスデンで見たウィリアム・フォーサイスです。

最初の作品《Theme and Variations》。ジョージ・バランシンがチャイコフスキーの組曲第3番 ト長調 作品55の最終楽章(第4楽章)の音楽に振付けたものです。メインの男女2人のダンサーを中心に華やかな舞台です。衣装も古典的な感じ。これが《眠りの森の美女》の1シーンだと言われても、ああそうかって感じです。それならそうで、見事に踊ってくれれば、文句はありませんが、メインのダンサー2人の不安定なバレエを見ていると、うっとりなんて、感じはありません。モダン・バレエとは思えない作品ですが、クラシックバレエとして、しっかり踊ってほしかったものです。のっけから、これでは、このバレエ団の実力を疑ってしまいます。

休憩後、次の作品《In the Middle Somewhat Elevated》。ドレスデンで見たフォーサイスとThom Willemsのコンビの《Enemy in the Figure》ほど、衝撃的な作品ではありませんが、実にかっこいいノリで踊ってくれて、このバレエ団の評価が一転して上昇しました。キャストも素晴らしかったようです。プリンシパルのNikola Marovaを始め、ソロイストが揃っていましたし、特に女性ダンサーが目立った素晴らしい踊りを披露してくれました。超1流のファッションショーを見ている感覚に陥りました。踊りにはいる動きがスムーズでかっこいいんです。

休憩後、最後の作品《Fancy Free》。曲だけなら、聴いたことがあります。これはモダン・バレエといっても、まるでミュージカルのように筋立てがはっきりしていて、とても面白い。さすがにバーンスタインの名曲です。ジェローム・ロビンスの振付も見事です。主なマドンナ役の女性が2人登場しますが、2番目に登場したMarta Drastikova(だと思う)のチャーミングな踊り、演技、容姿にすっかり惹きつけられました。いつか、もう一度見てみたいものです。ウィーンの国立バレエに来るといいなあって、心底、思いました。筋は簡単で、バーに立ち寄った3人の水兵さんが、近くに来た女性2名(3人目はちょっとだけ)にすっかり、のぼせ上りますが、お決まりの結末で、振られてしまうというものです。たわいのないストーリーですが、見事なバレエに仕立てあがっていました。

今日のプログラムは以下です。

Theme and Variations

  振付:ジョージ・バランシン
  音楽: チャイコフスキー
  指揮:David Sovec
  管弦楽:プラハ国立歌劇場管弦楽団

In the Middle Somewhat Elevated

  振付:ウィリアム・フォーサイス
  音楽: Thom Willems

Fancy Free

  振付:ジェローム・ロビンス
  音楽: バーンスタイン
  指揮:David Sovec
  管弦楽:プラハ国立歌劇場管弦楽団

今日のキャストは以下です。

Theme and Variations

  Alina Nanu, Ondrej Vinklat, Magdalena Matejkova

In the Middle Somewhat Elevated

  Nikola Marova, Rebecca King, Zuzana Simakova, Pavla Hrubesova, Monika Hejdukova, Ivanna Illyenko, Michal Stipa, Petr Strnad, Gianvito Attimonelli

Fancy Free

  Pavla Hrubesova, Marta Drastikova, Michaela Wenzelova, Matej Sust, Ondrej Vinklat, Viktor Konvalinka, Oleksandr Kysil



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

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07/20 12:41 sarai

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04/23 21:47 

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