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バイロイトで早速、ワグナーのお墓参り

ハンブルクから出発するICEの発車時刻が30分以上も早まるというドイツ国鉄からのEメールが来て、朝、急いで中央駅に行くと、そのICEが電子掲示板の一覧に見つかりません。ホームをすべて見回ってもそれらしいものがありません。よくよくチケットを見ると、出発時間を1時間も誤認していました。結局、当初の予定よりも1時間半以上も早く来てしまいました。旅も日を重ねるにつれて、だんだんミスが増えてきます。気を引き締めないとね。1時間も余裕ができたので、駅構内のレストランで朝食をいただきます。ゆっくりと朝食を済ませ、もう一度、電子掲示板を見にいくと、今度はちゃんと乗るべきICEの表示があります。
今日は鉄道で6時間半かけて、 バイロイトに大移動です。まずはICEで5時間半、ニュルンベルクまで行きます。ハンブルク始発でファーストクラスですが、念のため、席の指定もいれておきました。と言ってもファーストクラスは席の指定料金は無料ですけどね。しかし、ICEは混みに混んでいます。指定を入れておいたお陰で窓際の向かい合わせの2席が確保できました。やはり、夏のバカンスシーズンは鉄道も混むんですね。日本のお盆の帰省列車のようです。インターネットは無料で快適に使えます。ICEの地図上での位置確認もできます。鉄道も飛行機並みのサービスですね。ICEは常に遅れ気味で走ります。一時は15分以上も遅れて、ニュルンベルクでの乗り換え時間をオーバーします。しかし、結局は最後に5分早くニュルンベルクに到着。余裕の乗り換えになりました。ここからはREで1時間でバイロイトです。予定通りの到着です。駅前からバスに乗って、バイロイトの旧市街近くのホテルに無事到着。なお、駅前でバスを待つとき、小高い丘の上にバイロイト祝祭劇場の姿が見えました。心躍るものがあります。
ホテルは夏季料金で馬鹿高いことを除けば、実に快適なホテルです。そうそう、旅している途中で、ホテルと祝祭劇場の往復の足が気になって、ホテルを変更したんです。このホテルは祝祭劇場との無料送迎シャトルサービスがあるんです。出かける前にお祝いのシャンパンも飲ませてくれるんだとか・・・。でも、超高い。このホテルはシーズンオフは激安の筈です。
ともあれ、無事にホテルにチェックイン。早速、初めてのバイロイトの町に繰り出します。まず、お目当ては今年、内部の改装が終わって、オープンしたばかりの辺境伯歌劇場です。建物が目立たずに町並みに溶け込んでいるので、ちょっと探してしまいました。内部の豪華さと言ったら、saraiの知る限り、ヨーロッパ随一です。

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ワーグナーも気に入って、自分の楽劇をここでやろうとしたくらいです。しかし、あまりの狭さに現在の祝祭劇場を自前で建てましたが、その建物の価値は変わりません。もちろん、この歌劇場は世界遺産に登録されています。ここでバロックオペラを見ると素晴らしいでしょうね。
次はワグナーのお墓参りです。明日からの祝祭劇場での楽劇の前に是非、お墓参りを済ませておきたかったんです。リヒャルト・ワグナー通りを歩いていくと、旗が立つ一画があります。かってのワグナーの住居であったヴァーンフリート荘です。並木道の奥にその建物は見えます。ヴァーンフリート荘の前に立ちます。銅像はワグナーのパトロンだったルードヴィヒ2世です。偉大な文化愛好家でした。

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建物の裏に周ると、噴水があがる小さな池があります。池越しにヴァーンフリート荘の裏側を眺めます。

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裏庭の奥にワグナーとその妻コジマのお墓がありました。お墓を周り込んで、お墓と二人が暮らしたヴァーンフリート荘を眺めます。

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妙に心にこみあげるものはありません。saraiが真のワグネリアンでないのでしょうか。ワグナー作品には無類の感動を覚えるんですが、ワグナーに対する感傷めいたものは持ち合わせません。ワグナーは決してマーラーとは異なります。今日のお墓参りに際して、お墓の前で音楽を聴くという準備もありません。ワグナーに対しては作曲家への偏愛は持たずに、作品の巨大性でのみ対峙すべきというのがsaraiの感覚です。ワグナー詣では明日と明後日の《トリスタンとイゾルデ》と《パルジファル》を聴くのが本筋と信じています。感傷のないお墓詣りを済ませて、後はバイロイト音楽祭にのみ、集中しましょう。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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