ハイデルベルクはフルトヴェングラーの眠る町:聖霊教会
ハイデルベルクと言えば、ドイツ最古の大学であるハイデルベルク大学やプファルツ選帝侯の居城であったハイデルベルク城などで知られています。もちろん、それらも今回の訪問の目的ですが、saraiにとっては世紀の大巨匠フルトヴェングラーが眠る町としてのハイデルベルク訪問が大きな目的です。お墓参りは明日の朝にして、今日は1954年11月30日にバーデン・バーデンで亡くなったフルトヴェングラーの葬儀が12月4日に行われた聖霊教会に真っ先に向かいます。聖霊教会は旧市街の中心のマルクト広場にあります。外観はゴシック様式の素晴らしい建物ですが、内部はゴシック様式を基本としつつも、元のカトリックから現在はプロテスタントの教会になったためか、あっさりした装飾になっています。saraiは主祭壇近くの席に座って、フルトヴェングラーの葬儀に思いを馳せます。PCにヘッドフォンをつなぎ、葬儀の際にオイゲン・ヨッフム指揮ベルリン・フィルが演奏したモーツァルトの「フリーメイソンの葬送の音楽」を聴きます。演奏は葬儀で指揮したオイゲン・ヨッフムが指揮するウィーン・フィルです。ウィーン・フィルはベルリン・フィルと並んでフルトヴェングラーと深く関わったオーケストラです。深い味わいの音楽を聴きながら、フルトヴェングラーの霊に祈りを捧げました。
今日はここまでで十分なのですが、一応、ハイデルベルクの名所も周っておきましょう。カール・テオドール橋(アルテ・ブリュッケ)の上からのネッカー川やハイデルベルク城の絶景を眺めます。

次にハイデルベルク大学の有名な学生牢を見学。壁に乱雑に描かれた文字や絵はデザイン的とも見えます。

次にケーブルカーでハイデルベルク城に上ります。30年戦争やプファルツ継承戦争で廃墟のようになっていますが、その鄙びた姿がかえって素晴らしく感じられます。

お城の展望台からの町の眺めも格別です。
最後にまたネッカー川にかかるカール・テオドール橋を渡って、シュランゲン小道の急坂を上って、哲学者の道に上がります。ここから眺める夕景は見事なものです。

これでほぼハイデルベルクは見尽くしました。残りは一番大事なフルトヴェングラーが眠る墓地ベルクフリートホフだけです。
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