ドイツ人の博愛精神・・・バスは大幅に遅延
ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへ向かっているところです。現在、世界遺産のヴィースの教会Wieskircheからバスでガルミッシュ=パルテンキルヒェンに向かっているところです。しかし、とんでもない事態が起きて、ヴィースの教会近くのバス停で足止めをくらっています。いらいらしながら、車椅子の男性への救援の車が来るのを待ちます。でも、いつまで経ってもその救援の車はやってきません。車内の子供たちも手持ち無沙汰のようです。

運転手はバスの車内に戻ることなく、なすすべもないようです。

もう、バスが停車して、30分以上が過ぎました。運転手はバスから遠く離れて、ただただ、見守るだけです。

一向に埒が明かないうちに時間だけが過ぎていきます。誰も何もできないままで妙な空気が流れます。

後ろから、また、バスが一台追い越していきます。本当に妙な状況です。

ようやく、救援の車が到着。救援活動が開始されます。

2名の救急隊員に車椅子の男性が保護されようとしています。これで一件落着ですね。

でも、結局40分以上もも待つことになりました。一体、どんな遠くから救助隊がやってきたのでしょうね。私達や、このバスに乗るためにこの先でバスを待っている人のことは、どう考えればよいのでしょう。数人の大人が付き添えばよい、他の人を乗せてバスは出発すればよかったのではと思ったのですが・・・。この間も、子供たちは元気に走り回っていました。その中の1人は、ハエたたき名人です。次々とバスの中に入り込んでくるハエを手でたたき落としていました。配偶者がグッド ジョブ! と褒めると嬉しそうでした。こちらは牧畜が盛んなせいか、とってもハエが多いのです。なお、バスの運転手は、停車中もエンジンをかけ、バス内を冷やしてくれました。色んな意味でドイツ人の博愛精神に触れました。
運転手が席に着き、ようやく全員を乗せてバスは出発します。

バスは山を抜けて、美しい草原の中に出ます。アマー川Ammerも見えてきます。

バスはヴィースの教会にやってくるときに乗り換えたターミナル、エッヘルスバッハー・ブリュッケEchelsbacher Brückeに近づいていきます。

ようやく、落ち着いた気持ちで車窓の美しい眺めを楽しむ余裕が出てきます。

途中のバス停、バート・バイエルソイエンのガストホフ・ヴァイセス・ロスGh. Weißes Roß, Bad Bayersoienには、ほぼ45分遅れで到着しますが、大勢の人が待っていたのにはびっくりです。こんなに遅れたバスを待っていたのでしょうか。

青空の下、バスはその後、順調に走ります。

左手には、バイエルソイエナー湖Bayersoiener Seeが見えています。

草原の牧場では牛たちが草を食んでいます。バイエルンの美しい風景です。

バスは大幅に遅れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンに向かいます。
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