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R.シュトラウスの墓参の帰り、美しい虹がお見送り

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/18回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへやってきました。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンでは、まず、R.シュトラウスのお墓参り。R.シュトラウスの眠るガルミッシュ墓地Friedhof GarmischでささっとR.シュトラウスのお墓を探し当てます。
お墓の前で、PCを取り出して、フェリシティ・ロットの歌う「4つの最後の歌」を聴きます。森閑とした墓地に美しい音楽が流れます。周りには綺麗なお墓が並んでいます。

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すると、その音楽に触発されたかのようにさっきまで青空だった空がにわかに暗くなってきます。

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雨がぽつり、ぽつり落ちてきます。おまけに、雷鳴まで響きます。R・シュトラウスの霊が目を覚ましてしまったかのようです(アルプス交響曲みたいですね)。

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傘をさして、お墓の前に座り込んで、「4つの最後の歌」の終曲、Im Abendrot(黄昏の中で)を聴いていると、音楽が心に沁みてきます。まさに今は黄昏時です。

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目の前には墓石があります。一番上にR・シュトラウスの名前、2番目が愛妻のパオリーネ、その下は長男夫妻でしょうか。このお墓は家族のお墓です。

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お墓の前には真っ赤なリーガースベゴニアの花。

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リーガースベゴニアの花が美しく咲き誇っています。

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「4つの最後の歌」の4曲を聴き終えて、お墓にそっと別れを告げます。墓地を出ていきます。

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また、最寄りのバス停、トーマス・クノル・シュトラーセThomas-Knorr-Straßeでバスに乗って、街に戻る頃には雨も上がり、ツークシュピッツェ山のほうに綺麗な虹がかかっています。R・シュトラウスからのご挨拶でしょうか。

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空がだんだん明るくなり、虹も消えていこうとしています。

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次いで、R.シュトラウスの山荘に向かいます。町の中に流れるロイザッハ川Loisachに沿って、歩いていきます。

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ロイザッハ川に架かる、可愛い木橋を渡ります。

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橋を渡って、また、ロイザッハ川に沿って、歩きます。

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行く手に見える山塊はツークシュピッツェ山のようです。また、晴れ上がった空は夕日が輝いています。

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道の傍には綺麗な泉があります。清らかな水が流れ落ちています。キリストと思しき彫像がその泉水を見下ろしています。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの何気ない路傍の風景です。

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地図を片手にR.シュトラウスの山荘を目指して、歩いていきます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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