ジョナサン・ノットが東響に奇跡を起こす@サントリーホール 2018.11.3
細かい音楽の感想は不要です。素晴らしい東響の響きとそれを引き出したノットの凄さがすべてです。在りし日のチェリビダッケ指揮のミュンヘン・フィルを超える日は間近いでしょう。もっともsaraiはその実演を聴いていませんが、その悔しさをノットと東響はきっと晴らしてくれるでしょう。空席が目立ったサントリーホールでしたが、すべからく、日本の音楽ファンはこのノットと東響のコンサートに駆け付けたほうがいいでしょう。きっと伝説になるようなコンサートが連発するでしょう。
今日のプログラムは以下のとおりでした。
指揮:ジョナサン・ノット
ピアノ:ヒンリッヒ・アルパース
管弦楽:東京交響楽団
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83
《アンコール》
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117から、第1曲 アンダンテ・モデラート 変ホ長調
《休憩》
ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 Op.27
最後に予習について、まとめておきます。
ブラームスのピアノ協奏曲 第2番を予習したCDは以下です。
ルドルフ・ゼルキン、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団 1966年録音
もっと枯れた演奏を予想していたら、ゼルキンもセルも熱くて、勢いにある演奏を聴かせてくれます。びっくりしますが、なかなかよい演奏ではあります。
ラフマニノフの交響曲 第2番を予習したCDは以下です。
マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2010年1月 アムステルダム・コンセルトヘボウ ライヴ録音
ヤンソンスの3度目の最新録音です。1986年にフィルハーモニア管と、1993年にサンクトペテルブルグ・フィルと録音しています。この録音はハイレゾで素晴らしい音質で、よい演奏ではありますが、贅沢を言わせてもらうと、ちょっと退屈な感もあります。
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