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ジョナサン・ノットが東響に奇跡を起こす@サントリーホール 2018.11.3

まさに絶好調の東京交響楽団をジョナサン・ノットが指揮するとこうなるのかという驚くべき演奏です。そもそも、ノットがラフマニノフの交響曲 第2番をプログラムに入れたのは何故なのか、理解に苦しむところでしたが、その演奏を聴いて、疑問が氷解したというか、その演奏のあまりのレベルの高さに驚愕しました。これって、あのラフマニノフなのって、感じです。失礼ながら、ラフマニノフでさえ、ノットが料理すると、こんなに変身するのね! というか、もう曲はどうでもよくて、オーケストラ演奏の音響のあまりの素晴らしさにただただ圧倒される思いです。日本のオーケストラでこれほどの素晴らしい響きを聴いたことはありません。もう、ドイツの一流オーケストラに並ぶレベルに思えます。あっ、一昨日聴いたティーレマン指揮のシュターツカペレ・ドレスデンは同じサントリーホールですが、今日のノット指揮の東響ほどの響きではありませんでした。恐るべし!ジョナサン・ノットの才能です。会場は演奏後、沸きに沸きました。もっともジョナサン・ノット指揮の東響のコンサートではいつもの光景です。指揮者コールは一度だけでしたが、二度、三度してもよかったと思います。実際、そのつもりでsaraiは拍手していたんですけどね。

細かい音楽の感想は不要です。素晴らしい東響の響きとそれを引き出したノットの凄さがすべてです。在りし日のチェリビダッケ指揮のミュンヘン・フィルを超える日は間近いでしょう。もっともsaraiはその実演を聴いていませんが、その悔しさをノットと東響はきっと晴らしてくれるでしょう。空席が目立ったサントリーホールでしたが、すべからく、日本の音楽ファンはこのノットと東響のコンサートに駆け付けたほうがいいでしょう。きっと伝説になるようなコンサートが連発するでしょう。


今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:ジョナサン・ノット
  ピアノ:ヒンリッヒ・アルパース
  管弦楽:東京交響楽団

  ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83
   《アンコール》
    ブラームス:3つの間奏曲 Op.117から、第1曲 アンダンテ・モデラート 変ホ長調

   《休憩》

  ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 Op.27


最後に予習について、まとめておきます。

ブラームスのピアノ協奏曲 第2番を予習したCDは以下です。

  ルドルフ・ゼルキン、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団 1966年録音

もっと枯れた演奏を予想していたら、ゼルキンもセルも熱くて、勢いにある演奏を聴かせてくれます。びっくりしますが、なかなかよい演奏ではあります。


ラフマニノフの交響曲 第2番を予習したCDは以下です。

  マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2010年1月 アムステルダム・コンセルトヘボウ ライヴ録音

ヤンソンスの3度目の最新録音です。1986年にフィルハーモニア管と、1993年にサンクトペテルブルグ・フィルと録音しています。この録音はハイレゾで素晴らしい音質で、よい演奏ではありますが、贅沢を言わせてもらうと、ちょっと退屈な感もあります。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       ジョナサン・ノット,

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最後までレビューありがとうございます。最後は時間の都合がつかず視聴できず、非常に残念でした。

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