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夢の一夜・・・ヒラリー・ハーン バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ@東京オペラシティ コンサートホール 2018.12.3

saraiの10年来の夢が実現しました。本当に夢が叶うとは思っていませんでしたから、この日を迎えたのは感無量です。ヒラリー・ハーンの弾くバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの全曲を聴くのが夢だったんです。そして、今日、かぶりつきの席でヒラリーの最高の演奏を聴かせてもらいました。今日の最後に弾いたシャコンヌの終盤ではまさに万感の思いになって、その素晴らしい響きに涙が滲みました。

ここ10年以上もヒラリーのヴァイオリンを聴いてきて、3年ほど前からの不調ぶりに暗澹たる思いでいました。多分、プライベートなことも影響したんだろうと想像します。彼女も芸術家である前に一人の人間ですから、苦しいこともあったんでしょう。そして、最新盤のバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータのCDを聴いて、ヒラリーが復活したことを確信しました。大きな期待を抱いて、今日のリサイタルに臨みましたが、やはり、ヒラリーは大きく飛躍していました。最初のソナタ第1番の冒頭を聴いただけで、その美しく、冴え渡る響き、さらには、ディテールの美しさに加えて、よく考え抜かれた構成に基づいた演奏であることを実感できました。

今日は全6曲のうちの3曲が演奏されましたが、そのどれもが素晴らしくて、何も言うべき言葉を持ちません。ただ、大好きなヒラリーが完全復活したことが嬉しくて、それがすべてです。ヴァイオリニストでは、庄司紗矢香とリサ・バティアシュヴィリがsaraiのお気に入りでしたが、めでたく、ヒラリーがトップの座に戻りました。明後日の2回目のリサイタルを聴いて、詳細な演奏の中身に触れることにします。

今日のプログラムは以下です。

  ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン

  バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲コンサート 第1夜

  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
   I. アダージョ Adagio
   II. フーガ アレグロ Fuga Allegro
   III. シチリアーナ Siciliana
   IV. プレスト Presto

  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
   I. アレマンダ - ドゥーブル Allemanda - Double
   II. コッレンテ - ドゥーブル プレスト Corrente - Double Presto
   III. サラバンダ - ドゥーブル Sarabanda - Double
   IV. テンポ・ディ・ボレア - ドゥーブル Tempo di Borea - Double

   《休憩》

  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
   I. アレマンダ Allemanda
   II. コッレンテ Corrente
   III. サラバンダ Sarabanda
   IV. ジガ Giga
   V. シャコンヌ Ciaccona

   《アンコール》

     無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV 1003 から 第3楽章 アンダンテ Andante


最後に今回の予習について、まとめておきます。と言っても、もちろん、すべて、ヒラリー・ハーンを聴きました。

  ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ~無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番&第2番、パルティータ第1番 2017年6月 ニューヨーク州 バード大学、Richard B. Fisher Center
  ヒラリー・ハーン バッハ:シャコンヌ(パルティータ第3番&第2番、ソナタ第3番) 1996年6月、12月、1997年3月

ヒラリーが16歳から17歳にかけて録音したデビューアルバムは不朽の価値があります。今回、久しぶりにシャコンヌを聴き、大変、感動しました。昨年録音した無伴奏の完結編はずっと待ち望んだアルバムでしたが、その素晴らしさには感銘を受けました。もちろん、ハイリック・シェリングの厳しい演奏も好きですが、ヒラリーの演奏には華があります。ヴァイオリンの超名曲ですから、名演はそのほかにも目白押しですが、やはり、saraiはヒラリーの演奏に惹かれます。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       ヒラリー・ハーン,

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