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ジルヴェスターコンサート@横浜みなとみらいホール 2018.12.31

大晦日は恒例のジルヴェスターコンサート@みなとみらいホールで年越しです。saraiと配偶者、娘夫婦の4人です。
イタリアン・レストランでグルメなディナーをいただいた後、みなとみらいホールに移動。
みなとみらいホールのジルヴェスターコンサートは今年で第20回目。そして、saraiがジルヴェスターコンサートに通うのもこれで20回。全部聴いてます。

今回のプログラムは以下です。

《第1部》

池辺晋一郎:ヨコハマ・ファンファーレ
ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20 ヴァイオリン:三浦文彰
ショパン:ピアノ協奏曲第1番より第1楽章 ピアノ:小川典子
プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」 ソプラノ:小林沙羅
レオンカヴァルロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」 テノール:村上敏明
服部隆之:真田丸 ヴァイオリン:三浦文彰
池辺晋一郎:黄金の日日

《休憩》

《第2部》

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」より第3楽章 ピアノ:ゲルハルト・オピッツ
グノー:歌劇『ファウスト』より「宝石の歌」 ソプラノ:小林沙羅
プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」 テノール:村上敏明
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番より第3楽章 ヴァイオリン:徳永二男
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』よりバーバ・ヤガー、キエフの大門【カウントダウン曲】
レハール:喜歌劇『メリー・ウィドゥ』より「唇は語らずとも」 ソプラノ:小林沙羅 テノール:村上敏明
オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』よりカンカン
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲

【出 演】

音楽監督:池辺晋一郎、飯森範親(Cond)、徳永二男(エグゼクティブ・ディレクター/Vn)、朝岡聡(MC)
横浜みなとみらいホール ジルヴェスターオーケストラ(コンサートマスター:会田莉凡、扇谷泰朋、神谷未穂、小森谷巧、崎谷直人、藤原浜雄)
ピアノ:ゲルハルト・オピッツ、小川典子
ヴァイオリン:三浦文彰
ソプラノ:小林沙羅
テノール:村上敏明

今回のジルヴェスターコンサートは昨年同様、最前列の中央の席で聴きました。とってもよく響く最高の席でした。
ジルヴェスターコンサートはお祭りのようなガラコンサートですが、簡単に印象をまとめておきましょう。

みなとみらいホール館長の池辺晋一郎によって、このジルヴェスターコンサートのために書かれたヨコハマ・ファンファーレで華やかに開幕。今どきの日本人の金管奏者は結構、うまいものです。
続いて、オーケストラ曲が披露されます。お馴染みのロッシーニの歌劇『ウィリアム・テル』序曲です。チェロを中心にした弦楽器の響きが見事です。最後は行進曲で威勢よく盛り上がります。臨時編成のオーケストラですが、特に弦楽器が素晴らしい響きです。
 予習 ジュリーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団 1962年12月 ロンドン、キングズウェイ・ホール セッション録音

次も有名なサラサーテのツィゴイネルワイゼンで楽しめます。ヴァイオリンは若手の三浦文彰です。もちろん、うまいのですが、もうひとつ、若者らしい覇気に乏しい演奏に思えます。大きく成長するためにはもっと冒険心を持って、チャレンジしてほしいと願わずにはいられません。
 予習 ヤッシャ・ハイフェッツ、ウィリアム・スタインバーグ指揮RCAビクター交響楽団 1951年6月 ハリウッド、リパブリック・スタジオ・サウンド・ステージ9

次はまた名曲のショパンのピアノ協奏曲第1番です。全曲の半分ほどを占める第1楽章が演奏されます。ピアノは日本を代表するピアニストの一人である小川典子です。強いタッチで魅力的な演奏です。繊細さよりも強靭さを感じさせる演奏ですが、こういうショパンもありでしょう。ところで冒頭のオーケストラの前奏は少しはしょったような気がしますが、どうだったんでしょう。まあ、ピアノのパートが魅力的な作品ですから、構いませんけどね。
 予習 マルタ・アルゲリッチ、クラウディオ・アバド指揮ロンドン響 1968年

次はソプラノの小林沙羅とテノールの村上敏明によるオペラのアリア。小林沙羅は曲目が当日変更です。元々はJ.シュトラウスⅡ世の喜歌劇『こうもり』より「侯爵様、あなたのような方は」を歌う筈でしたが、プッチーニの「私のお父さん」に変更。どうやら、あまり喉の調子がよくないようです。高域の声が出きっていません。彼女の歌は初めて聴きますが、今日の状態では評価はできませんね。一方、村上敏明は絶好調。『道化師』の「衣装をつけろ」を熱唱し、聴いているsaraiも熱くなってしまいました。日本人のテノールの実力もなかなかのものです。
 予習 「衣装をつけろ」 パヴァロッティ、レオン・マジエラ指揮ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団

NHKの大河ドラマの音楽を2曲演奏して、休憩です。

休憩が終わり、第2部がスタートします。
ベートーヴェンの傑作、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」です。第3楽章がゲルハルト・オピッツのピアノで演奏されます。この人のベートーヴェンはソナタも協奏曲もあまり、よい演奏を聴いたことがありません。音楽性以前にテクニックがもう一つです。最近思うのは、モーツァルトもベートーヴェンもピアノ曲はきちんと演奏するのが難しいということです。
 予習 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン交響楽団 1979年 ライヴ録音

次はソプラノの小林沙羅とテノールの村上敏明によるオペラのアリア。相変わらず、小林沙羅の苦しい歌唱です。一方、村上敏明はますます絶好調。「誰も寝てはならぬ」を高らかに歌い上げます。日本人のテノールでここまで歌える人がいるんですね。
 予習 「宝石の歌」 カラス、ジョルジュ・プレートル指揮パリ音楽院管弦楽団
    「衣装をつけろ」 パヴァロッティ、ズービン・メータ指揮ロンドン・フィル

次はブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番です。第3楽章が徳永二男のヴァイオリンで演奏されます。ヴァイオリンの響きはもう一つですが、ツボをおさえた演奏で楽しく聴けました。
 予習 ジャニーヌ・ヤンセン、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2006年9月

いよいよ、カウントダウン曲のムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』よりバーバ・ヤガー、キエフの大門です。今年もカウントダウンは見事に成功!! 最後のジャーンという響きの終了とともにぴったり新年を迎えました。いつもながら、飯森範親の指揮は凄いです。指揮者はここまでオーケストラをコントロールできるんですね。やんやの喝采とともにハッピー・ニュー・イヤー!
 予習 伝説の名演!チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル 1986年 ベルリン ライブ録音

新年に聴く最初の音楽はレハールの喜歌劇『メリー・ウィドゥ』より「唇は語らずとも」です。ソプラノの小林沙羅とテノールの村上敏明が熱唱してくれました。これを聴いていると心はウィーンに飛びます。ウィーンのフォルクス・オーパーで何度も聴きました。また、ウィーンに行きたくなります。
 予習 なし

最後はオッフェンバックの喜歌劇『天国と地獄』よりカンカンです。華やかに演奏されます。でも、どうしてもテレビの文明堂のCMを思い出してしまいます。演奏は格調高いんですけどね。
 予習 なし

最後のおまけは例年通り、ラデツキー行進曲を手拍子してコンサート完了。

今年も音楽で新年が始まりました。また、音楽聴きまくりの1年になりそうです。


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ジャンル : 音楽

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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たかぼんさん、初めまして。saraiです。

嬉しいコメント、ありがとうございます。ブッシュ四重奏団は素晴らしいですよ。とりわけ、第14番は最高です。
もっとも、ブッシュ

09/17 02:04 sarai

とても素晴らしいお話をお聞かせ頂き感謝いたします。
私は今まで、後期の4曲はブダペスト四重奏団できまり!と思っておりました。
ブッシュ四重奏団は別なレコード(死

09/16 13:52 たかぼん

ミケランジェロさん、saraiです。

遅レスで申し訳けありません。敬愛するジョナサン・ノットをご評価いただき、ありがとうございます。

相変わらず、独自の音楽探求を続

06/23 23:50 sarai

こんにちは。

ジョナサン・ノット氏の公演鑑賞を拝読したく参りました。毎回とても沢山の公演記録を私達に届けて下さり、ありがとうございます。

マエストロは数年前のイ

06/14 08:27 michelangelo

えりちゃさん、コメントありがとうございます。
最終公演に行きますが、ムーティ&ウィーン・フィルは渾身の力で凄い演奏を聴かせてくれますよ。特にシューベルトは有終の

11/09 22:13 sarai

尻上がりに素晴らしくなりました!
あの弦の響きにもうハマるのですよ!
あと2公演ありますが、もう既に同じプログラムを2回演奏しているので、ますます良くなるか、ち

11/09 10:56 えりちゃ

えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

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