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ヴェルター湖:マイアーニックのマーラーの作曲小屋へ

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/5回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねます。
クラーゲンフルトKlagenfurtに着き、帰路はペルチャッハPörtschachからレールジェットに乗車するように急遽、予定を変更すべく、そのためにバスの時刻表や船の時刻表を調べる必要があります。ツーリストインフォメーションを探しますが見つからず、駅舎にあるポストバスのオフィスに駆け込みます。

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ポストバスのオフィスのスタッフにsaraiが再検討したいルートについて相談します。しかし、マーラーの作曲小屋のあるマイアーニックMaierniggからクルーズ船の桟橋まで直接行くバスはないそうで、近くのバス停から桟橋まで1キロほど歩くしかないと言われます。仕方ありません。歩きましょう。でも歩くための地図がありません。ポストバスのオフィスにも地図がないそうで、困っていると、親切なスタッフがPCの画面でグーグルマップを見せてくれます。そのグーグルマップを見て、バス停から桟橋までの行き方はほぼ理解しました。クルーズ船の時刻は分かりませんが、バスの時刻が2時間に1本くらいなので、あまり選択の余地はありません。クルーズ船は出たこと勝負ですね。バスの時刻表に乗るべきバスにチェックを入れてもらって、それをいただいてオフィスを辞去します。

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そうなれば、急いで行動するのみです。日頃は公共交通機関しか利用しないsaraiですが、とりあえず、マーラーの作曲小屋まではタクシーに乗って急行しましょう。駅前のタクシー乗り場に向かいます。

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タクシーの運転手をつかまえて、行先のマイアーニックの作曲小屋について説明すると、どうやら分かってくれたようです。

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さあ、目的地に向かって出発です。タクシーは市街地を抜けて、山道にはいります。最後はマイアーニックの作曲小屋への山道の途中まで行ってくれましたが、その先はプライベートエリアらしく、道は開閉バーで閉じられています。特定の人だけが暗号かキーで開けられるようです。ここまでタクシーは15分ほど走りました。ここでタクシーを降ります。タクシーの運転手さんはまた、呼んでねって言いながら、タクシーカード(名刺)を渡してくれます。

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山道を歩きだします。タクシーはバックしていくようです。結構狭い道まで入り込んでくれました。

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坂道を登っていきます。

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気持ちが高揚して、坂道をどんどん歩きます。

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マーラーの作曲小屋への道標があります。アルマAlmaというビラが張ってあります。これは何でしょう? アルマはマーラーの妻の名前ですが・・・。

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道標に力付けられて、どんどん進んでいきます。

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山の斜面に作られた道です。林を下った先はヴェルター湖の湖畔でしょう。

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山道はよく整備されていて、歩きやすい道です。

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湖畔と思しきほうから明るい光が差し込んできます。

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また、次の道標があります。

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またまた、道標です。なかなか親切ですね。1本道ですから、迷うことはありませんが、まあ、安心して進めます。

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もう、7分ほど歩きました。まだ、作曲小屋は見えてきません。でも、ルンルン気分のハイキングみたいなものです。100年ほど前にはこの道をマーラーが散策していたんですね。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがとうございます!

No title

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はありますね。
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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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