ヴェルター湖:作曲小屋から湖畔のマーラーのヴィラへ
マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋でアダージェットを聴き、大きな感動に包まれました。
小屋の入り口を入ったところにスタッフ用のデスクがあり、その上にコンパクトなオーディオ装置が置いてあり、それでマーラーの音楽を流しています。CDプレーヤーの横には、バーンスタインの1回目のマーラー交響曲全集(ニューヨーク・フィルとの交響曲全集)のパッケージだけが置いてあります。

マーラー関連の書籍類も金庫の横の本棚に並んでいますが内容をチェックする時間はありません。

小屋の壁には色んな言葉が書かれています。ここを旅立つにあたり、1年の別れが寂しいという内容ですね。よほど、この小屋に愛着があったのでしょう。

saraiが小屋をうろうろしながら見学しているのを配偶者は優しい笑みを浮かべて眺めています。

そろそろ、辞去する時間です。作曲小屋を辞去するにあたり、丁寧にガイドしてくれた女性スタッフと一緒に記念撮影。流ちょうな英語でのレクチャー、ありがとう!

この作曲小屋を訪れるかたは事前にメールで連絡しておくことをお勧めします。saraiもメールで行くことを予告していました。
さて、次はマーラーのヴィラに向かいましょう。女性スタッフから、湖畔にあるマーラーのヴィラへの道を教えてもらいます。山道の路傍には名も知れぬ野草が小さな花を咲かせています。

山道を下りながら、今度はPCに入れておいたマーラーの音楽を流します。静かな山中にアダージェットの美しい響きが吸い込まれていきます。

この道はマーラーが作曲小屋と湖畔のヴィラの間を思いにふけりながら歩いた道でしょう。

少し広い道に出ます。

道の先に湖の気配を感じます。

やがて、湖が見えてきます。

アダージェットはハイティンク指揮ベルリン・フィルの演奏です。とても優しい響きの名演です。湖畔の自動車道路に着くころに演奏は終わります。

湖畔の自動車道路を歩いて、マーラーのヴィラに向かいます。

湖畔には私有のヴィラが並び、道路からはヴェルター湖が望めません。わずかな隙間から美しい湖面が垣間見れます。

自動車道路を歩いて、ヴィラを探します。しばらく歩くと23番の標識のあるヴィラがあります。

ここがマーラーのヴィラのようです。マーラーが住んでいた頃は31番のヴィラでしたが、現在は23番になっています。今は個人所有になっているので、中は覗けません。門の外から観察させてもらいましょう。
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