ヴェルター湖:クルーズ船からのマーラーのヴィラの眺め
マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachに向かうべく、ヴェルター湖のクルーズ船に乗船しています。クルーズ船が出航するとすぐに左舷方向にマイアーニックのマーラーのヴィラが見えてきます。湖側からのデザインを凝った建物です。

クルーズ船が進むにつれて、だんだんとヴィラの正面の眺めに変わっていきます。

ヴェルター湖の青い湖面の先にマーラーのヴィラが浮かび上がっています。

ほぼ、ヴィラの正面に向かい合います。ヴィラは3層構造になっています。マーラーの作曲小屋のお姉さんの話では、1stフロア(つまり、2階)にマーラーの寝室があり、湖に面したバルコニーからヴェルター湖をよく眺めていたそうです。

いいものが見られました。これだけでもクルーズ船に乗った甲斐がありました。まさかマーラーのヴィラがこんなに間近に見られるとは想像していませんでした。
現実世界はとても暑いです。クルーズ船が湖面の上を走ると、さぞ、涼しいと想像していましたが、何と何と炎熱地獄のようです。屋根の下の日陰のデッキにいるので、何とか我慢できますが、何か冷たいものをいただきましょう。しかし、こんな日はどの乗客も考えることは同じだったようです。冷たいものをお願いしたかったのですが、アイスクリームは完売。飲み物しかないとのこと。今日の暑さは異常です。なるべく冷たいものをいただきます。

そうこうしているうちにだんだん、マーラーのヴィラは遠ざかっていきます。

これがマーラーのヴィラの見納めです。

あっ、忘れてはいけません。ペルチャッハに向かうのですから、PCにイヤホンを装着して、ブラームスの交響曲第2番を聴きます。ここペルチャッハで作曲された作品です。サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルで美しい第2楽章を聴きます。なるほど、この美しいヴェルター湖にぴったりのイメージです。
湖岸にはビーチで湖水浴を楽しむ人たちが大勢いますね。あまりの暑さに涼を求めているのか、残り少ない夏の陽光を浴びているのか、定かではありません。

湖岸の高台にはチロル風の大きな建物も建っています。夏のレジャー施設なのでしょう。

湖岸の水際にはボート小屋、高台は美しい山荘が建ち並びます。

先ほど最初の寄港地、クルンペンドルフKrumpendorfを過ぎて、今度は次の船着き場が近づきます。

2番目の寄港地、ライフニッツReifnitzです。大勢の人たちが乗り込んでこようとしています。

ライフニッツを出ると、湖の両岸が狭くなっています。その水域をゆっくりと進んでいきます。乗客が増えたせいか、暑いデッキにも人が増えてきました。

また、次の船着き場が近づきます。

3番目の寄港地、マリア・ヴェルトMaria Wörthです。美しい村ですね。

もう、ここまで45分ほどの船旅をしてきました。次の寄港地はいよいよペルチャッハです。
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