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シュテファン・ツヴァイクとの邂逅:モーツァルト・マチネの後、ツヴァイクのヴィラへ

2017年8月5日土曜日@ザルツブルク/1回目

旅の17日目、ザルツブルクSalzburgの通算10日目です。

今日は、午前11時からのモーツァルト・マチネをモーツァルテウム大ホールで聴き、夜はショスタコーヴィチのオペラ≪ムチェンスク郡のマクベス夫人≫を祝祭大劇場で聴くのがメインの日程です。これでザルツブルク音楽祭での音楽三昧も明日のウィーン・フィルのコンサートを残すのみになります。

さて、午前のコンサートに出かけます。すっかり馴れ親しんだメンヒスベルクMönchsbergの岩山のトンネルを抜けて、モーツァルテウムMozarteumに向かいます。いつもお決まりの近道を歩きます。路地と路地の間は通り抜け(ドゥルヒガング)を歩きます。通り抜けの途中にいつも気になるお店があります。窓口だけのお店、バルカン・グリルBalkan Grill Walterという、いつも行列が出来ている人気店です。しかし、いかにも怪しそうな雰囲気なので、これまで敬遠していました。配偶者も気になるようで、機会があれば、いつか、何かゲットして食してみましょう。

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さて、ザルツァッハ川の川べりにあっという間に着きます。このルートにも慣れてきて、スムーズに町中を通り抜けられます。今朝はこの川べりの格安オープンカフェで軽く朝ご飯を頂いていきましょう。今日も晴天で川の景色が綺麗です。

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今日は平日。観光客の数もほどほどです。ザルツァッハ川の観光船乗り場も行列がありません。

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飲み物は冷たいコーラとホットコーヒー。これも我々の定番です。

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ホットサンドのクロックムッシュをいただきます。

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朝食を終え、モーツァルテウムの大ホールに移動。今回は手違いでかぶりつきの席ではなく、7列目で聴きます。フォルテピアノの名手クリスティアン・ベザイデンホウトがモダンピアノを弾いて、モーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。クララ・ハスキルには及びませんが、なかなかいい演奏を聴かせてくれました。今度はフォルテピアノの演奏を聴かせてもらいましょう。休憩時間にベザイデンホウトのサイン会があるというので、ロビーを探しますが、サイン会の行列が見当たりません。すると、配偶者が目ざとく、あれじゃないって指さします。その方向には、テーブルにバケツに入ったシャンパンのボトルがあり、シャンパングラスを持つ人がいます。確かに彼です。でも、誰もサインを求めている人がいません。

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彼のCDを購入していませんが、プログラムがあるので、それにサインしてもらいましょう。と、まさにサインをしようとする彼の手が止まります。そして、彼の目線が上がります。その目線の先を追うと、カメラを構える配偶者! それにしてもベザイデンホウトは完全なカメラ目線。徹底したファンサービスの人ですね。

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これがベザイデンホウトにサインしてもらったプログラムです。

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サインをもらった後で、彼に今日のアンコール曲を尋ねると、モーツァルトのSuiteだと答えてくれます。まさかモーツァルトの作品だとは思っていなかった上、モーツァルトに組曲:Suiteなる作品があるとは知らなかったので、聞き違えかと思って、えっと言う顔をしていると、重ねて、Suiteと言った上で、K.399と教えてくれます。サンキュー! 後で調べると、モーツァルトはこの時期、バロック音楽にはまっていて、J.C.バッハやヘンデルの音楽を研究していたんですね。とりわけ、ヘンデルに傾倒していて、このアンコール曲もヘンデルの組曲に倣ったもののようです。saraiは実はフレンチ・バロックかと思って聴いていました。モーツァルトもまだまだ知らない曲があります。

saraiがサインをもらった後はぽつぽつとサインをもらう人が彼のまわりに近寄っています。その様子をしばらく2階から眺めていました。

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休憩後、コンサートは続き、何故かモーツァルト・マチネなのに、シューベルトの交響曲第4番ハ短調「悲劇的」が演奏されます。これが素晴らしい演奏でした。このモーツァルト・マチネの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

午前のコンサートと夜のオペラの間を縫って、懸案のシュテファン・ツヴァイクのザルツブルクのヴィラ、パッシンガーシュロス (パッシンガー邸) Paschinger Schlösslを見るためにカプツィーナー山Kapuzinerbergに行くことにします。何故、そのヴィラにそんなにこだわるかというと、彼の素晴らしい著作≪昨日の世界≫の中でこのザルツブルクのヴィラでの生活が詳しく記されていたからです。先日、シュテファン・ツヴァイク・センターStefan Zweig Centreを訪れた際、女性スタッフから詳しく場所を訊いていたので、きっと見つかるでしょう。カプツィーナー山に登るのは今回が2度目なので、道はちゃんと分かっています。
リンツァー通りLinzer Gasseの14番地にカプツィーナーベルクKapuzinerbergへの入り口のアーチの門があります。

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このアーチの中の石畳みの道を歩いていきます。

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すると、カプツィーナーベルクに上る急坂が始まります。

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坂道の傍らには石段もあり、歩きやすくはなっていますが、如何せん、急こう配です。道はチャペルへの参道になっていて、点々とキリスト教の祠が並んでいます。

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坂道の途中には城門のようなアーチのトンネルがあります。

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そのアーチをくぐり抜けると、急に市街地の眺めが開けます。

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一息ついて、眺めを楽しみながら、残りの坂道をさらに登っていきます。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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06/23 23:50 sarai

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えりちゃさん、コメントありがとうございます。
最終公演に行きますが、ムーティ&ウィーン・フィルは渾身の力で凄い演奏を聴かせてくれますよ。特にシューベルトは有終の

11/09 22:13 sarai

尻上がりに素晴らしくなりました!
あの弦の響きにもうハマるのですよ!
あと2公演ありますが、もう既に同じプログラムを2回演奏しているので、ますます良くなるか、ち

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04/10 02:37 sarai

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04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
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写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

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