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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):次の旅は・・・バーゼル

さて、トスカーナ・アッシジ・ウィーンを巡る旅(2009年5月)も1年前からの旅の準備から、今年の5月の連休での旅の実現、そして、旅行記の完了まで、延々と1年半ほどの大プロジェクトでした。
ということで、いよいよ、次の旅に向けて、既に準備作業に着手しました。
まずは、目的地の選定です。
以前から、いつか実現したいなと思っていた、スイスのバーゼル美術館にココシュカの最高傑作≪風の花嫁≫を見に行くという夢を現実のものにすることを第一にプラン作りをすることに。
ココシュカはクリムト、シーレと並ぶウィーン世紀末美術の画家ですが、ウィーンでもなかなか作品に出会うことが少なく、とても残念に思っています。
≪風の花嫁≫はココシュカが愛していた恋人アルマ・マーラーをモデルに現実には果されることがなかった彼女との結婚を芸術に昇華させた作品です。ココシュカは結局、アルマにふられてしまいます。アルマはウィーンの後期ロマン派の作曲家グスタフ・マーラーの妻でしたが、この頃はもう既にマーラーは死去し、未亡人。ココシュカをふったアルマは結局、ドイツを代表する大建築家のグロピウスと再婚。
心底アルマに惚れぬいていたココシュカが絵の中だけで実現させた自分の花嫁アルマ、それが見事に結実したのが≪風の花嫁≫です。きっと、この絵の前に立つsaraiはココシュカの心情と自分が同一化し、深い思いにふけってしまうことでしょう。
また、この≪風の花嫁≫が何故、バーゼルにあるのでしょう。
それは第2次世界大戦でナチスを率いたヒットラーが近現代の先進的な美術作品を認めず、「退廃芸術」として糾弾し、次々と破棄し、このココシュカの作品もそのターゲットになってしまいます。一方、ナチスは戦費にも事欠いており、「退廃芸術」を破棄する代わりに資金作りに売り払うことを画策。そのときに立ち上がったのがバーゼル市民。貴重な作品群を資金と引き換えに救い出します。そのなかの1点がこの≪風の花嫁≫でした。バーゼル市民の努力がなければ、この≪風の花嫁≫は永久に失われていたかもしれません。
バーゼル市民の芸術への強い思いに敬意を払わずして、この作品に向かい合うことはできませんね。

≪風の花嫁≫はこの作品の保存上の観点から(絵がもろく運送に耐えない)、バーゼル美術館からは門外不出なので、見たければ、バーゼルに行くしかありません。

というわけで、次回の旅の目的地はまずはスイス・バーゼルです。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

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