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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ミュンヘン・オペラ音楽祭その2

さて、前回の記事で今回は、次の旅のまとめと予告しましたが、ちょっと予定変更。

もう、オペラ・オペレッタはこれくらいで満足と思い、打ち止めのつもりでした。
が、しかし、METライブビューイングの「サロメ」を見て、大きく気持ちがぐらついてきました。サロメを演じたソプラノのカリタ・マッティラとヨカナーンを演じたバリトンのユーハ・ウーシタロのまさに迫真のドラマ、鬼気迫るものがありましたし、気迫のこもった声の力も凄まじい。

なんと、この2人がミュンヘン・オペラ音楽祭のプッチーニの「トスカ」でトスカ役とスカルピア役を歌うんです。第2幕でのトスカとスカルピアの対決の場面が今から想像できます。「サロメ」同様、壮絶なドラマになりそうな予感があります。
そもそも、saraiは音楽祭でこの「トスカ」をやることは把握していましたが、その時点ではマッティラはともかく、スカルピア役の歌手はまったく未知の存在。で、この演目はパスするつもりでいました。

しかしながら、ウーシタロの歌唱力の素晴らしさを知ってしまった今、気持ちはほとんど崩壊寸前。こうなると、カバラドッシ役を今をときめく若手テノールのカウフマンが歌うのも俄然、魅力的に思えます。「トスカ」って、主要な3人が揃えば、成功間違いなしのオペラですものね。
残念な要素は、saraiが行ける日の「トスカ」の指揮者がそれ以前の公演でのファビオ・ルイージでないことですが、それでも、アルミリアートの指揮ですから、そんなに問題はないでしょう。

ここまで考えたところで、saraiの指は自然に動いて、音楽祭のサイトへ一直線。既に2月1日から、予約の処理は開始されていますが、まだ、締め切ったわけではないので、ええいって感じで7月15日の公演の予約依頼をぽちっとしてしまいました。本当にこの状況でチケットがとれるかどうか分かりませんが、チャレンジです。もちろん、配偶者の同意は無理やり?、取り付けましたよ。

でも、これでチケットが取れれば、7月14日、15日がミュンヘンでオペラ、翌日はウィーン近郊のバーデンでオペレッタ、その翌日はウィーンでオペレッタ、またその翌日はメルビッシュ湖上音楽祭でオペレッタということになります。
ウィーンに行く前には、チューリッヒで3日連続のオペラもあります。

saraiに付き合わなければならない配偶者には、なんだか申し訳ない気持ちですが、これもオペラファンの性ですね。



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この記事へのコメント

1, Njegusさん 2010/02/27 18:07
saraiさま
直接saraiさまのブログにコメントを差し上げ申し訳ございません。
実は、バイエルン国立歌劇場の7月10日の「トスカ」の予約を入れていたのですが、昨日メールで満席なのでとれない、悪しからず、と連絡してきました。saraiさまの方は如何だったでしょうか?
添付されていた空席表では、「トスカ」はどの日も全席売切れのようでした。かろうじて立見席?14ユーロの席だけが残っているようなので、駄目元で再度申込んではみましたが。
これでも駄目なら、レーゲンスブルク市立劇場での「ジプシー男爵」かミュンヘンゲルトナープラッツ劇場での「マルタ」を観るより仕方ないかと思っております。
勝手なコメントを差し上げ、お許しください。

2, saraiさん 2010/02/27 18:54
Njegusさん、saraiです。

いえいえ、当ブログへのコメントは歓迎ですよ。ご遠慮なく!

ところで、バイエルン国立歌劇場はご存じのとおり、こちらは遅くなって申し込んだこともあり、当然、Njegusさんと同様に非情のメールがきました。7月15日のトスカで指揮がルイージでないので、大丈夫だろうと思いましたが、予想以上にカウフマン人気でしょうか。

saraiとしては前日の7月14日のフィガロが見れれば満足なのですが(フリットリの大ファン)、それでも駄目元で別のサイトからトスカをチャレンジしています(http://www.divento.com
)。
ただ、こんなサイトに申し込むとその日の予定が固定される恐れがあるので、saraiの申し込み結果を見てからが良いかもしれません。saraiの場合、その日はほかに予定を入れるつもりがありません。
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