FC2ブログ
 
  

ベルンの噴水

2010年7月6日火曜日@チューリッヒ~ベルン/6回目

丘の上のバラ園Rosengartenから下りてきて、アーレ川Aareにかかる橋、ニーデック橋Nydeggbrückeを渡って、旧市街に入ったところです。
ニーデック橋に続く通り、ニーデックガッセNydeggasseをぶらぶら歩き始めます。

2010082901.jpg



右手の階段を上ってくるおばさんがいます。アーレ川の川岸から上ってくる道がここで合流するポイントです。

2010082902.jpg



合流ポイントを過ぎると、旧市街の石畳の通り、ゲレヒティクカイツガッセGerechtigkeitsgasseに入ります。先ほど、パウル・クレー・センターZentrum Paul Kleeに向かうバスで通った通りです。
通りには、オープンカフェもあり、観光客の方でしょうか、ゆったりと休んでいます。

2010082903.jpg



向こうからバスがやってきます。パウル・クレー・センター行の12番のバスですね。

2010082904.jpg



噴水brunnenや時計塔Zytgloggeなどを眺めて旧市街を観光しながら、ベルン美術館Kunstmuseum Bernを目指します。気持が逸るのは致し方ありませんね。
それでも、次々に出現する噴水もしっかりと鑑賞します。
噴水といっても、通常の水を噴き上げるタイプのものではなく、彫像がある小さな塔の根本からパイプが4方に出ていて、そこから水が流れ落ちる形式のものです。ローマ水道を思い起こさせるような感じです。

2010082905.jpg



彫像が噴水ごとに様々ですが、かわいい感じのものが多いのが面白いですね。
噴水のいくつかをご紹介しましょう。

まずは「正義の女神の噴水」Gerechtigkeitsbrunnen。
美しい衣装で目隠しされた女神は、先入観でものを見ないという寓意があり、公平・正義の象徴です。

2010082906.jpg



次は「クロイツガスの噴水」Kreuzgassbrunnen。
これは例外的に彫像がなく、オベリスクのようなものが立っているだけ。クロイツガスと言う名称なのはクロイツガッセKreuzgasseの通りの角にあるからかな。
通りはゲレヒティクカイツガッセからクラムガッセKramgasseに名前を変えています。

2010082907.jpg



すると、すぐ近くの建物の壁に彫像が取り付けられています。まるで、「クロイツガスの噴水」に彫像がなかったことのお詫びみたいに思えます。ターバンを巻いた少年が投げ槍を構えている彫像です。

2010082908.jpg



次は「サムソンの噴水」Samsonbrunnen。
ライオンの口をこじ開けている勇者は、戦争で活躍した男たちを称える力強さの象徴です。

2010082909.jpg



これらの噴水が通りの中央にあるために、まるでバリケードみたいになっており、車が通りの幅、ぎりぎりで走っていて、歩行者の通行はそれなりに危険が伴う状況です。
と思っていたら、通りの歩道際の横に上り階段がところどころあり、この階段を上ると、石造りの立派なアーケードがあります。
北イタリアのポルティコみたいです。アーケードの上は建物が張り出しています。
アーケードに沿って、いろんなお店やレストランが続いています。
実は、通りの真ん中を歩いていたので、このアーケードの存在にはしばらく気が付きませんでした。このアーケードを歩けば、安全に通行できます。
もっとも、アーケードを歩くと、通りの真ん中にある噴水がよく見えないので、どこを歩くかは悩みどころです。

2010082910.jpg



次は「ツェーリンガーの噴水」Zähringerbrunnen。
ベルンの創始者ツェーリンゲンの記念碑ですが、実はベルンのシンボルである熊が甲冑を身に纏って、旗を掲げています。
この噴水の先には、有名な時計塔Zytgloggeが見えています。通りをふさぐ形で立っており、意外に存在感があります。

2010082911.jpg



この噴水のそばには、いわば、花の噴水とでも呼べばよいものもあります。綺麗ですね。

2010082912.jpg



次は「射撃手の噴水」Schützenbrunnen。
甲冑を見に着けた男性と足元に銃を持つ熊は、かってのベルン王国の勢いを反映しています。
通りはマルクトガッセMarktgasseに名前を変えています。

2010082913.jpg



次は「アンナ・ザイラーの噴水」Anna-Seiler-Brunnen。
全財産を病院に寄付した女性を称えており、「抑制」の寓意があります。

2010082914.jpg



次は「バグパイプ吹きの噴水」Pfeiferbrunnen。
穴の開いた靴を履いた男がバグパイプを演奏しており、貧しい音楽家たちを称えたものです。
通りはシュピタルガッセSpitalgasseに名前を変えています。

2010082915.jpg



次は「オッペンハイムの噴水」Oppenheimbrunnen。
これは最も変わった噴水でこれまでも賛否両論があったそうです。ベルンに住み、亡くなったシュールレアリスムのアーティスト、メレット・オッペンハイムが1983年に建造した噴水です。当初はコンクリートの円柱だったそうですが、チューブを横に切った形の水路が、円柱の周りをらせん状に取り囲み、水がこの水路をゆっくりと伝って降りてくるという構造だったため、年月ととも変貌を遂げました。水路に土がたまり、空中を飛んできた植物に種が発芽して、苔や藻なども含む100種類の植物がコンクリートの円柱を覆い隠すようになったそうです。この変貌(メタモルフォーゼン)をシュールレアリストのメレット・オッペンハイムが最初から意図していたかどうかは定かではないようです。ベルン美術館近くの広場にあります。

2010082916.jpg



次は「モーゼの噴水」Mosesbrunnen。
旧約聖書で重要な役割を果たす預言者モーゼの彫像です。神に与えられた「十戒」を掲げています。ベルン大聖堂Berner Münster前のミュンスター広場Münsterplatzの一角にあります。(ここは後で行ったところです。))

2010082917.jpg



ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

2010082918.jpg



旧市街散策はまだ続きますが、気持ちはクレーの大傑作に飛んでいます。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR