シュタットパルク散策
ウ~、あぢぢぢぢ!
さて、今日は旅も7日目。
ザルツブルクSalzburgへの移動の電車待ちで、ウィーン西駅Wien Westbahnhofの待合室でこの記事を書いていますが、ものすごい暑さです。陽射しが半端じゃないです。焼き鳥とか焼き豚の気持が分かりそうです。
日陰で風が吹けば、うん、ヨーロッパの暑さってこんなものなんだ・・・と思えるのだけど、どこを見渡しても雲一つなく広がる青空からの突き刺さすような陽射しは、南国育ちのsaraiもビックリです。
もちろん、この待合室には冷房は入っていませんよ。トラムなどの交通機関やカフェなども冷房が入ってるものは少ないです。
それでも、暑さをものとせず、悠然と座っている配偶者は立派です!!

さて、話は朝に戻ります。
今日はsaraiの姉と姪っ子の親子は日本に帰ります。
お昼までの最後のウィーンWienでの短い時間を楽しんでもらいましょう。朝食を済ませ、シュタットパルクStadtpark(市立公園)までお散歩です。ホテルを出て、ヴィードナー・ハウプトシュトラーセWiedner HauptstraßeをカールスプラッツKarlsplatzに向かって歩いていきます。トラムの停留所、レッセルガッセResselgasseがありますが、歩いてもたいした距離でないので、トラムには乗らないことにします。

すぐにレッセルパークResselparkに入ります。この公園には野の花が綺麗に咲いていて、ウィーンの街の真ん中とは思えません。

レッセルパークにはブラームスの像Johannes Brahms-Denkmalがあります。1908年にオーストリアの彫刻家ルドルフ・ヴァイルRudolf Weyrによって造られました。若者が像の中に入り込んでいるのはいただけませんね。

10分ほど歩くと、ベートーヴェンの像Beethovendenkmalが見えてきます。ベートーヴェンプラッツBeethovenplatzです。

正面から眺めてみます。この記念碑は、ドイツの彫刻家カスパー・フォン・ツムブッシュKaspar von Zumbuschの作品で、1880年に建てられました。美術史美術館と自然史博物館の間に立つマリア・テレジア像も彼の作品です。

ここからはすぐにシュタットパルクの入り口の前に出ます。

シュタットパルクに入ると、ウィーン川Wienflussがあります。川というよりも用水路に見えますが、れっきとした川で、ウィーン川はウィーンの森を水源として、街の中は暗渠を流れ、このシュタットパルクで暗渠から地上に現れ、すぐにドナウ運河に流れ込みます。

このウィーン川から離れて、緑と花の美しい公園の中に入っていきます。

入り口近くにある案内板で公園内のおおよその散策ルートを確認します。ここに来るのも久しぶりです。ヨハン・シュトラウス像とシューベルト像は見逃せません。

散策を開始すると、公園の樹木の上に晴れ上がった夏空が広がります。

まずはヨハン・シュトラウスの金色に輝く像Johann-Strauss-Denkmalです。ここは大定番です。

正面からも眺めましょう。ヨハン・シュトラウス2世が没してから22年が過ぎた1921年に彫刻家エドムント・フォン・ヘルマーEdmund von Hellmerによって造られました。

真ん中の池はいかにも美しく鴨が浮かんでいます。

木々の間からは美しい鳥の声。配偶者によると、これはドイツ語で歌っているとのこと(笑い)。

お次はシューベルト像Schubert-Denkmal。オーストリアの彫刻家、カール・クンドマンCarl Kundmannによって1872年に建てられました。

再び、池沿いを散策して、街の中の自然を満喫します。
公園散策を終えて、リング通りRingstraßeに出ると、通りを悠然とフィアカーが通り過ぎます。ウィーンらしい風景ですね。

トラムでホーフブルグHofburg(王宮)に向かいます。
すると、リング通りに何やら奇妙なものが!!!
なんと、大きなクルーザーが通りの真ん中を堂々とトレーラーに引っ張られています。唖然としながら、見送ってしまいます。
ホーフブルグ前に着くと、向こうにウィーン市庁舎Rathausが見えています。

目の前はホーフブルグのブルク門Äußeres Burgtorです。

最後のお茶をするためにカフェに向かって、王宮前の広場を歩いていきます。

途中まで行くと、なんだか後ろの方が騒がしくなっています。振り返ると、先程のクルーザーが白バイに連行されてきます。
ちょうど、この王宮前に警察本部があるようです。

事情は分かりませんが、やはり、あんなものがリング通りを走るのは駄目なんでしょうね。
でも、よく見ると、クルーザーを牽引していた車はなんとパトカーです。ということは、白バイが先導して、このクルーザーを運搬していたようです。

とんだ騒動見物となりましたが、ようやく王宮を抜けて、コールマルクトKohlmarktに向かう途中、今度は姉が王宮内のお店にふらふらっと・・・前から気になっていたプチポアンのお店です。
何度もこのお店の前を通りましたが、どうも諦めきれないようで、ついに姉はそこそこの品を求めてしまいます。ようやく満足したようです。

プチポアンも手の込んだ高価な品から、そこそこの品まであるようです。

ふと、店の中を見渡すと、写真が3枚飾ってあります。
なんと、この店は日本の皇室ご愛用の店で、天皇・皇后をはじめ皇族の方々がご利用になっているようです。
なんだかんだと寄り道をしましたが、やっと最後の目的地のカフェ、デーメルDemelに到着。

まだ、朝早いので、テラス席も空いているようです。テラス席でザッハートルテをいただきましょう。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

いよいよ、ザッハートルテの食べ比べの総決算です。
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