シャーフベルク登山鉄道で山頂へ
シャーフベルク鉄道Schafbergbahnに向かって、ザンクト・ギルゲンSt.Gilgenの船着場ATS St.Gilgen Schiffstationをクルーズ船が出航しました。
ヴォルフガング湖Wolfgangseeの周りの山はなだらかで緑が綺麗です。

湖畔には贅沢なヴィラが建ち、夏のバカンスを楽しむ人たちが寛いでいます。別荘、あるいはホテルでしょうか。

このヴィラの前には最初の停泊地、フュルベルクの船着き場ATS Fürberg/Wolfgangsee Schiffstationがあります。ザンクト・ギルゲンの対岸で、ここまで10分ほどのクルーズでした。
ゲートは既に閉じられていますが、ここから乗船してくる人が急いでやってきていますね。

乗船者のためにゲートが開けられます。さらに乗船者の連れもやってきます。彼らの乗船が終わり次第、フュルベルクの船着き場を出港するようです。

ようやく、フュルベルクの船着き場を出港。のんびりしたもんです。
岸辺には、湖水浴や日光浴を楽しむ水着の男女がいっぱいです。水遊びの子供たちもいます。まさに夏のバカンスですね。

湖面を泳いでいる人達もいます。

saraiはクルーズ船のデッキの日陰の席に陣取って、ヴォルフガング湖の景色を満喫。楽しいクルーズ旅です。

大きな建物の前を通り過ぎます。大勢の観光客がいますね。ここは経済専門職のための高等連邦教育機関Höhere Bundeslehranstalt für wirtschaftliche Berufe Wolfgangseeのようです。インターナショナルな学校で色んな国の若者が学んでいるようです。

次の停泊地、リート/ファルケンシュタインの船着き場Ried/Wolfgangsee Falkenstein (Schiffstation)に到着。ここでも少数の乗降客が入れ替わります。

最終目的地のザンクト・ヴォルフガングに向けて、出航。
山と湖の岸辺の間の緑の平地には、コテージ風の別荘が点々と立ち並びます。こういうところに別荘が持てるのは羨ましい限りですね。

クルーズ船のデッキは物凄い日差しですが、みなさん、その暑さにめげず、一心にヴォルフガング湖の景色を楽しんでいます。もちろん、船室で暑さを凌いでいる人も多いです。

湖畔の風景です。緑の野原に点在するヴィラ、湖上の舟遊び・・・まさに夏の湖。

湖畔の瀟洒なリゾートホテルの前を通り過ぎます。ホテル・ガルニHotel Garni Haus Arndtです。こういう風光明媚なホテルに泊まるのもいいですね。夏期料金は恐ろしく高いでしょうけどね。

美しい湖・風景に見とれているうちに船はザンクト・ヴォルフガングSt. Wolfgangに近づいてきます。

シャーフベルク鉄道の船着き場Schafbergbf (Schiffstation)に到着。下船します。

すぐ近くのシャーフベルク鉄道の駅Schafbergbahnに着くと、大勢の人が次の列車待ちをしています。saraiにとっても期待以上の快晴の日ですが、地元の人にとっても願ってもない天候の日だったようで、どっと出かけてきたようです。しかも、1時間に1本の列車ですからね。

駅前からヴォルフガング湖の景色を眺めます。

ぼーっとしていないで、我々もさっさと列に並び、しばらく列車待ちです。ところで、この大勢の中に、日本人はsarai達だけみたいです。
行列は日本人の専売特許かと思っていたので、この行列を体験してビックリです。

行列に加わらず、日陰のベンチでゆっくりしている人もいますね。彼らは大丈夫か、心配になります。誰かに並んでもらっているのかな。

炎天下の行列でひたすら列車を待ちます。これも修行です。

そうこうするうちに(10分ちょっと)、列車が到着し、みんなぞろぞろと乗車します。かわいい真っ赤なSLです。

連結されている車両はわずか2両。急いで、空いた席を探します。

saraiたち2人はなぜか首尾よく、並び席でSLの車両に乗り込こむとが出来ます。空いていた最後の並び席です。ラッキー!!
車両内は観光客でいっぱいです。

が、ホームには、まだまだ人があふれています。無理やり、太ったおばさんが乗り込んだりして、ぎゅうぎゅう詰めになります。もう、車両は満席ですよ。

どうするのかと思っていると、さらに別の列車、SLではなくて、ディーゼルカーが用意されます。

何とか全員乗れたようです。が、この準備にかなりの時間がかかり、最初に乗り込んだ我々はジッと我慢の子です。列車内は満席で暑いったらありゃしない。もちろん、登山電車ですし、冷房なんて入ってるわけがありません。
皆が乗るための大騒動で出発が遅れましたが、ようやく発車です。かなりの急坂をガッガッガッガッとアプト式のSLが進みます。しばらくは麓の村の中を進みますが、急に視界が開けると、美しい草原です。まさにサウンド・オブ・ミュージックの世界の始まりです。

また、狭い山道を登っていきます。

木々の間から、ヴォルフガング湖の景色が見えてきます。

少しずつ湖の風景が広がってきます。

また、風景は木々に遮られます。

さらにSLがぐんぐんと力強く山間を登り、眼下には湖と草原が広がってきます。素晴らしい!

写真は傾いているように見えますが、そうではなく、それほど列車は急傾斜を登っているんです。
どんどん列車は山を登っていきます。
saraiはここぞとばかりに写真を撮るのに夢中です。
おおっ、歩いて登っている猛者がいますね。それともこのあたりでハイキングかな。

途中駅に停車。シャーフベルクアルペ駅Schafbergalpe Bahnhofです。

と、ここで単線のため、下りのSLがやってきます。この駅ですれ違いができるようになっています。

慎重に運転士が確認しながら、そろそろと動いています。

どうやら、うまく、すれ違えたようです。

下りの車両とすれ違っていきます。乗客がお互いの車両を見合っています。

また、登り始めて、山の上のほうの野原を走っていきます。周りの山々も見渡せます。

ごつごつした岩山を登っていきます。

やがて、美しい野原の向こうにヴォルフガング湖が見えてきます。

シャーフベルクの山頂も近づいてきます。

約1200メートルの標高差を45分かけてSLは登りきります。無事、シャーフベルク頂上駅Shalfbergspitzeに到着です。

この列車は1893年に開通した登山列車で、現在走っているSLの6台は当時のままだそうです。我々の乗ったのもその1台。1台のSLで2両の客車を押し上げます。
お隣には、緑色の別のタイプのSLが停車中。運転士が作業しています。

いよいよ山頂からのパノラマを楽しみましょう。
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