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ザルツブルグで美味しいディナー:シュティフツケラー・ザンクト・ペーター

2010年7月12日月曜日@ザルツブルク/5回目

シャーフベルク登山鉄道Schafbergbahnで絶景を楽しみ、疲れた体をザルツブルグSalzburgのホテルで安め、夕食に出かけます。

ザルツブルグの目抜き通り、ゲトライデ通りGetreidegasseは、まだ、この時間は観光客で賑やかです。

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ザルツブルグと言えば、お店の前に掲げられた鉄飾りSchmiedeeisen Ladenschildが有名です。どのお店にもお店特有の鉄飾りがあり、それを見て歩くだけでも散策を楽しめます。

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通り抜けの狭い小径のパッサージュがあります。シュムックパッサージュSchmuckpassageです。このパッサージュを抜けると、大学広場Universitätsplatzに出ます。こういう通り抜けが何本もあります。

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ぶらぶら歩いていくと、すぐに通りの端にまで来てしまいます。ザルツブルグは小さな可愛い町です。

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また、反対方向に歩き始めます。お店の装飾を見ているだけで楽しいですね。

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で、やはり、今やザルツブルグといえばモーツァルトを外すことはできません。通りにも、カフェ・モーツァルトCafé Mozartというお店を見かけます。

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敬意を示すためにモーツァルト広場Mozartplatzを訪れます。モーツァルトの像Mozart-Denkmalにご挨拶。

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モーツァルト広場の一角にはカフェ・デーメルDemelもあります。ウィーンのデーメルの支店です。今日はこれから夕食ですから、駄目ですが、是非、寄ってみましょう。

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広場の別の一角にはザルツブルク博物館Salzburg Museumがあります。ノイエ・レジデンツNeue Residenzの建物の中にあります。

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モーツァルト広場のお隣はレジデンツ広場Residenzplatzです。ザルツブルグ大聖堂Dom zu Salzburgの側面と尖塔が見えます。

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このレジデンツ広場にもノイエ・レジデンツ、すなわち、ザルツブルク博物館が面しています。

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で、このあたりで目立ったのがこれ。

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セグウェイです。ウィーンでもここでも観光用に流行っていますね。

少し足を伸ばしてザルツブルグ音楽祭Salzburger Festspieleの会場を見物に行きます。ずい分、新しく改装されていたのでびっくり。
旧ザルツブルク祝祭小劇場Kleines Festspielhausがモーツァルト劇場Haus für Mozartと改称になっているのですね。

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そろそろ腹ごなしもできたところで、本日のレストランに行きましょう。丘の上にはホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgが見えています。

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聖フランシスコ教会Franziskanerkircheとその修道院Franciscan Closterに挟まれた路地、フランツィスカナーガッセFranziskanergasseを進んでいきます。静かな路地です。

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やがて、右手にザンクト・ペーター教会St.Petersstiftskircheに続く路地があります。その路地をザンクト・ペーター教会に向かいます。教会の尖塔が見えていますね。

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ザンクト・ペーター教会の前に出ます。尖塔が聳え立っています。

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今日の夕食をいただくレストランは、ザルツブルグで、多分1番有名なシュティフツケラー・ザンクト・ペーターStiftskeller St. Peterです。修道院が経営しているレストランです。このレストランでは以前にも1度食事したことがあります。再度、訪問することにしたのは、前回果たせなかった夢を実現するためです。
ここにはザルツブルク名物のデザートのお菓子ザルツブルガー・ノッケルンSalzburger Nockerlnがあり、そのあまりにもボリュームがあることから、前回は食べることを途中で断念し、半分以上残してしまいました。今回はその再挑戦です。

ザンクト・ペーター教会の右手にそのシュティフツケラー・ザンクト・ペーターStiftskeller St. Peterがあります。

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さて、レストランの入口をはいりましょう。

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明るい中庭を抜けるとほの暗い石壁に囲まれたテーブルがあります。雰囲気がいいのでこのあたりのテーブルをお願いします。なお、今回は事前のテーブル予約は入れていませんでしたが、がらがらです。

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saraiの座ったテーブルから中庭を望むと明るくモダンですが、何かこのレストランの雰囲気とは違和感を感じます。伝統的な修道院の雰囲気が売りだと思うのですが・・・。

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saraiの座ったテーブルは石壁のなかの一番外側です。奥のほうにずっとテーブルが並んでいます。こちらはいかにも修道院の建物という雰囲気です。

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石壁はうっすらと苔むしたような感じです。実際にはそんなことはないでしょうけどね。

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中庭のテラス席と違って、石壁の中はほの暗いので、テーブルにローソクを置いてくれます。ロマンチックですね。

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石壁にはレリーフのようなものが飾ってあります。

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レストランの雰囲気を味わっているうちに、まずは注文した白ワイン(ここの自家製)が運ばれてきます。早速、いただきます。なかなかフルーティーで美味しいです。

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オードブルはチーズの3種盛り(これはオーダーしなくても自動的に出てくる突き出しみたいなもの)で見た目も味も、なかなかです。パンと一緒にいただきます。

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今回はオーダーする料理をメイン2品(七面鳥のシュニッツェル、グーラッシュ)に絞り、ザルツブルガー・ノッケルンに備えます。
初めて食べた七面鳥のシュニッツェルは絶品です。子牛のシュニッツェルよりも美味しい!!

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そして、グーラッシュです。

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で、デザートのザルツブルガー・ノッケルンですが、巨大なスフレであるザルツブルガー・ノッケルは甘過ぎるほど甘いのですが、甘酸っぱいいちごジャムと一緒に食べるとなかなか美味しいものです。わざわざ食べにきただけのことはあるオリジナリティーのある美味しいお菓子です。

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上の写真は、2人で食べるために料理人が取り分けてくれた(わざわざ料理人が運んでくる!)後なので、もう一つ巨大さが分かりにくくて、ゴメンナサイ・・・

今度も完食こそできませんでしたが、まあまあ2人で何とか半分くらいは食べられました。まあ、こんなものでしょう。

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もうこれ以上食べられないという満腹状態で二人はこの老舗のレストランを後にします。
少し薄暗くなった街を散策して、お腹を休めましょう。

レストランを出るとすぐ横にあるザンクト・ペーター教会St.Petersstiftskircheに入ってみます。
ほの暗い内部はとても小振りな教会ですが、立派な装飾で驚かされます。

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天井の装飾、パイプオルガン、バロック様式らしい豪華さです。

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外に出て教会を見ると、堂々とした尖塔に圧倒されます。

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教会の前の広場の中央には、噴水があります。ペーターの噴水Petersbrunnenです。

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ザンクト・ペーター教会の前の広場から抜け出ると、また、大きな教会の尖塔に突き当たります。聖フランシスコ教会です。

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聖フランシスコ教会の前の路地、フランツィスカナーガッセFranziskanergasseを右手に少し進むと、ドーム広場Domplatzに出ます。正面にザルツブルグ大聖堂の威容が見えます。広場の中央にはマリア像Mariensäuleが立っています。そのマリア像を取り囲むように仮設の客席が造られています。ザルツブルク音楽祭の重要な演目である演劇《イェーダーマン》が演じられるための準備です。

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ふらふら歩いていると見慣れた一角に出ます。
ホテルはすぐ近くです。路地を進むと、無事、ホテルの前にたどり着きます。

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今日の散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日は早めに休んで疲れを癒しましょう。
好天に恵まれて収穫の多い1日でした。

明日も好天は続きそうです。
明日はルードヴィッヒ2世Ludwig IIの3番目のお城、ヘレンキームゼー城Schloss Herrenchiemseeに行きます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

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