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熊野の旅:高野山の聖地、奥の院

(4月11日の記事の続々編です。)

清々しい気持ちで壇上伽藍を後にして、蛇腹路を歩いて金剛峯寺に向かいます。蛇腹路を抜けると、金剛峯寺の前あたりが何やら人だかりになっています。どうやら、バス停のようです。ということはもうすぐバスが来るのでしょうか。急いでバス停で時間を確認していると、配偶者がバスが来たよって、叫びます。奥の院へのバスです。saraiは金剛峯寺を見た後、奥の院まで歩くつもりでしたが、ええい、ままよ! バスに乗って、楽して、奥の院へ先に行っちゃいましょう。バスに乗ると、いつもの光景。外人だらけです。たった5分ほどで奥の院口バス停に到着。バスを降りると、すぐ前に高野山の二大聖地のひとつ、奥の院の参道の入り口、一の橋があります。一礼して、参道に入ります。

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参道に入ると、道の両脇に墓石が並んでいます。墓碑銘を眺めながら歩きます。森閑とした墓地です。歩いている人は外人さんが多いのに違和感を覚えます。

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江戸時代の全国の各藩の墓所が並んでいます。これは薩摩島津家の墓所です。

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参道は鬱蒼とした杉木立に包まれています。

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ここには有名戦国武将の墓所があることでも有名です。
これは武田信玄・勝頼の供養塔です。

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天を突くような杉が目を惹きます。

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これは石田三成の供養塔。

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中の橋を渡ると、汗かき地蔵と姿見の井戸があります。

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姿見の井戸を覗くと、底に少し水たまりがあるだけで、別に自分の姿は見えません。なーんだと思って、立ち去ります。後でガイドブックを読むと、井戸を覗いて、自分の姿が見られなければ、3年以内に落命するそうです。ふーん、あと3年の命か・・・大事に生きていきましょう。

しばらく歩いて、道の左手の石段を登ると、豊臣家の墓所があります。

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豊臣秀吉は高野山攻めを取り止めて、以後、高野山の保護に努めました。この墓所には、秀吉の母、弟の秀長夫妻、長男の鶴松などの墓があります。

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これが説明板です。

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また、参道に戻り、進んでいくと、今度は左手の石段の先に織田信長の供養塔があるようです。

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これが織田信長の供養塔です。誰もお参りしている人がいないのが不思議です。奥の院を訪れている人の大半が外国人だからかな。

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織田信長の供養塔から参道に戻ると、すぐに御廟橋(ごびょうばし)です。この先は弘法大師の御廟がある聖域になります。聖域内は撮影禁止です。御廟橋の先にある燈籠堂が見えています。あの燈籠堂の奥に御廟があります。一礼して、御廟橋を渡り、聖域に入ります。

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燈籠堂に入ると、その奥が透けて見えるようになっています。そこに御廟があるようです。燈籠堂の天井には2万基以上の燈籠が並び、壮観です。燈籠堂の裏に周ると、御廟を参拝する場所に出ます。一人の僧侶姿の人が一心にお経をあげています。静かな御廟前にそのお経の声だけが響いています。真言密教では今も弘法大師はその御廟の地下の岩窟で座して修行中と教えています。大師の魂は永遠なのでしょう。その偉大な精神に敬意を表して、聖域を後にします。

再び、参道を歩き、バス停に戻ります。今度は奥の院前のバス停からバスに乗るので、先ほどとは違う参道を歩きます。相変わらず、錚々たる人たちの墓所が続きます。
これは浅野内匠頭の墓所です。大石内蔵助が主君の冥福を祈って建てたそうです。その大石内蔵助を始めとした赤穂四十七士の菩提碑も傍らにたっています。

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奥の院前のバス停に着くと、ここが始発のバスが停まっています。金剛峯寺に行きたいと運転手に訊くと、その手前のバス停で駅のほうに曲がるので、そこからは歩けばいいとアドバイスがあります。バスに乗って、出発を待っていると、往きのバスで乗り合わせた外国人の団体がどやどやと乗り込んできます。結局、バスはいつも外国人観光客に占拠されています。また、バスで5分ほど移動して、千手院橋バス停で降りて、金剛峯寺まで歩きます。正門前の橋の前に立ちます。

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正門に向けて、緩やかな石段を上っていきます。

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正門の前に立つと、主殿の建物が見えます。

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これが主殿の全景です。金剛峯寺は真言宗の総本山です。高野山真言宗3600余寺、信徒1000万の頂点に君臨する寺院だけのことはある素晴らしい主殿です。

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早速、その金剛峯寺の内部を参観しましょう。ところが参観の受付に行くと、唖然・・・たった今、参観受付が終了したところです。無念。

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すごすごと引き返すだけです。車に乗って、高野山を後にする前に最後に大門の姿を写真に収めます。高さ25mの荘厳な楼門です。現在の建物は1705年(宝永2年/江戸時代)に再建されたものです。本来はここから高野山の中を歩くべきでしたが、結局、最後に仰ぎ見ることになりました。

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これで熊野古道・高野山を巡る旅は完了です。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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