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ハイドンの聖地アイゼンシュタット

晴れてます。
保養地の朝はのんびりしましょう。ということで、8時に起床し、9時前に食堂に行ったのに、皆さん考えることは同じらしくものすごく賑わっています。

さて、食事も終わり、じっくりホテルを見渡してみると、saraiは大きな間違いをしていました。古城を改装したのはレストラン部分でした。もちろん、私たちが朝食を頂いたのも古城を改装した部分です。
古城に継ぎ足す形でフロントとお部屋がありました。別棟として私たちのお部屋とスパがあったのです。

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食事の後、ヨーロッパ一広大なバラ園をじっくり散策しました。池やサイクリング道路もあり、緑豊かな公園内をお年寄りの夫婦や家族がお散歩してました。ジョギングしている人もいました。小川も流れており、その脇の散策路兼サイクリングロードを通って、また、ホテルに戻りました。

で、今日はsaraiがウィーンのお友達と初めて会う日なんです。待ち合わせの時間まで部屋でのんびり(実はドキドキソワソワ)していると、電話が鳴り、「もうホテルに着いてます」とのこと。Hさんは、ネットで仲良しになったウィーン在住の音楽愛好家の日本人女性。ウィーンの演奏会の情報のブログサイトを開いている人気ブロガー。彼女とはいつもEメールをやりとりしている仲です。音楽好きの同好の士として、saraiがウィーンに行ったら会って音楽の話をしようと半年以上前から約束していました。

今日は土曜日でHさんも仕事が休み。いつもだと音楽会で忙しいHさんも今、ウィーンは音楽会はオフシーズンで比較的暇な時期。フロントまで、いそいそ行くと、Hさんが待っていました。どんな人かはヒミツ。個人情報ですからね。でも、素敵な女性でした、うきうき。
で、すぐに旧知の仲のように意気投合。
今日はHさんが車で案内してくれることになっています。行き先はこちらの希望もあり、ハイドンの聖地アイゼンシュタット。ここバーデンからは1時間ほどです。

車の中ではいろんな話で盛り上がりましたが、ほとんどHさんがしゃべっていたような気もします・・・(Hさん、ゴメンナサイ!)
アイゼンシュタットではまずランチすることにしていて、レストランの予約もお願いしてあります。
が、アイゼンシュタットに着いてもまだ予約の時間にはまだ早く、とりあえず、街を見下ろす高台にあるグロリエッテという古い建物に向かいます。ここは現在カフェレストランになっていて、お茶をしながら、眺めと尽きぬ話を楽しみます。

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時間になり、予約のレストランへ。何とハイドンが楽長として仕えていたエステルハージ宮殿の真向かいです。もとは厩だったとのこと。きのこのクリームスープ、牛肉と野菜のパスタ入りのコンソメスープ、ノイジーダラー湖の魚のフライ、魚ソテーの温野菜とパスタ添え、アイスコーヒー(アイスクリームのせ)、クレームブリュレ(アイスクリーム付)といったところをいただきました。もちろん、当地の白ワインは飲みました。
ちなみに、このアイスコーヒーは、コーヒーにアイスクリームと生クリームが入ったものです。この暑い中、何か冷たい飲み物が欲しいなと思っても、ジュース類も生ぬるくて満足できなかったので、Hさんに冷たいもの紹介してもらったのです。たしかに冷たくてとっても美味しかったですよ。
そうそう、この食事の途中に、それはそれは冷たく冷えたおしぼりのサービスがありました。首筋まで拭かせてもらっちゃいましたが、本当に冷房以上にすっきり涼しく感じました。 

長いランチの後、向かいの宮殿を見学。ハイドンザールというハイドン時代からのホールで、CDではありますが、ハイドンの交響曲「告別」のほんの少しを鑑賞し、ハイドンに思いを馳せます。最近購入したアダム・フィッシャー指揮のハイドンのCD(交響曲全集)もこのホールで録音されたそうで、saraとしては大満足。

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この後、今夜はオペレッタがあるので早めにウィーンに戻ってもらいます。でも、このアイゼンシュタットには、ハイドンゆかりのものがもうひとつ。ハイドンの棺です。ベルク教会にその棺があるそうで、寄ってもらいました。黙とう。

ホテルに戻り、Hさんとロビーでお茶して、また、明日も車で案内してもらえることになりました。ちなみにHさんは旅行業なので、プロに案内してもらうわけで恐縮ですが、まあ、お友達ってことで、甘えてしまいましょう。それにまだ話は尽きていないしね。

いったん、休憩して、今夜のオペレッタ。昨日に引き続き、ヨハン・シュトラウスですが、今日は「こうもり」。劇場はアン・デア・ウィーン劇場です。ここはこの「こうもり」を初演した歴史ある劇場。モーツァルトの「魔笛」やベートーヴェンの「運命」、「田園」も初演しています。そういうわけで、一度、ここで聴くのも悪くないと思った次第。

初演の内容とは強烈に異なる演出(初演を見たわけじゃないが(笑い))に驚かされます。ただ、音楽的には、さすがにウィーンの音楽水準の高さを示す素晴らしいもの。ウィーンで音楽を聴くと、よそがどうしても霞んでしまいます。
でも、さほど異様ではないと思いました。これはオペレッタとして見ると、確かに異様かもしれませんが、オペラ「こうもり」がこの劇場で再初演されたと考えると、納得がいきます。歌手はアイゼンシュタイン役のクルト・シュトライトとロザリンデ役のカルボーンがよかった。カルボーンは高い声の部分を誤魔化したにせよ、音楽的に誤魔化しましたからね。あと、関係ないけど、イーダ役のゲルシュトホーファーがなかなか可愛かった! そうそう、アルフレード役のトローストもさすがのテノール。
オーケストラのウィーン放送交響楽団も素晴らしい出来でした。東京のときよりも音の純度が高かった感じ。どうしても演出が奇抜なので、耳がオーケストラから離れるのが残念でした。
最前列中央の席だったので、幕間の休憩で第2ヴァイオリンのトップの金髪のきれいな女性に「東京で聴いたよ。よい出来だったよ」と声をかけると、「どこで聴いたの?」って返事。「オペラシティだよ」って言うと、「ありがとう。今回はバカンスで来ているの?」と言われ、「長いバカンスでね」って言うと、横の第1ヴァイオリンの男性が「楽しんで行ってね」とのこと。
劇場内部の様子です。色がおかしいのは写真のせいではなく、客席に赤い色の照明があたっていたからです。これも演出の一部。

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終演後、劇場の外に出ると、コンサートの途中で激しい雷雨があったようで、道路はビショビショ。まだ少し雨粒が落ちていましたが、この程度ではウィーンでは傘はさしません。私達もそれにならいます。満足、満足でホテルに。ホテルは10分も歩かないで着ける場所で便利です。
明日も夜は野外のオペレッタに出かけます。



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ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
お元気ですか?
新型コロナウィルス、自粛中。
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次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

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04/23 21:47 

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