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エスコリアルを思い描いたクロスター・ノイブルク修道院

2010年7月18日日曜日@ウィーン~メルビッシュ/2回目

カレンベルクの丘KahlenbergからのウィーンWien・ドナウ川Donauの眺めを楽しんで、ここから丘を下ります。

そこはすぐにクロスター・ノイブルク修道院Stift Kloster Neuburgです。

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この修道院は、スペイン・ハプスブルク家出身のカール6世が、修道院と住居を兼ねて、スペインのエル・エスコリアル修道院Monasterio de El Escorialを思い描いて作ったとのことです。でも、カール6世の娘のマリア・テレジアがこの建物に興味を示さなかったので、さらなる発展はなかったそうです(すべて、Hさんの受け売りです)。もっとも、この時点ではエスコリアル修道院には行ったことがなかったので、その類似度は分かりませんけどね。

早速、入館します。これが入館チケット。二人で16ユーロ。

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住居部分だけを見て歩きます。宗教的なスペースは割愛。
中にはいると、綺麗に修復された回廊が続きます。

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回廊は起伏のある部分もあり、延々と続きます。

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修道院の内部は、白い壁に囲まれた美しい建物です。住居部分は王宮でもあります。

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天井が高く、赤絨毯がひかれているので、豪華な印象。

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広間は、それは美しい天井画で飾られています。

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広間の壁面の装飾も大変豪華です。

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ふと窓から中庭を眺めると、舞台が作られて劇場空間になっています。

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Hさんに聞いてみると、ここではオペラの上演があり、なかなか質の高いオペラだそうです。
よく見ると、牛のオブジェのようなものが見えますね。今年の演目は、ビゼーのオペラ《カルメン》だそうです。実は、その公演はもう直ぐで、Hさんもチケットを買っているそうです。羨ましいですが、saraiはもう数日で帰国ですから無理ですね。

後日談になりますが・・・ちょうど公演の日は雨で、この中庭の野外での公演は中止になり、近くの公会堂のような所で上演されたとのこと、残念でしたね。でも、そのとき主催者から「ザンクトマルガレーテンのように、第1幕だけで中止してチケット代を返さなかったようなところとは違い、ここはちゃんと公演するんですよ」というようなコメントがあったそうです。saraiが見に行き、雷雨のために途中で公演打ち切りになったときのことを言ったようです。やはり、あの公演打ち切りはずい分異常なことだったんですね。

この修道院では、絵画展示もあり、往時を偲んで見学。これですべて終了。
ここも随分、修復されています。
建物を出て外から見ると、大変立派な建物ですね。

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さて、この修道院はワインの醸造・経営もしているそうで、ワインの販売も行っています。ワイン好きのsaraiとしては興味をそそられます。見て回っていると、ゼクト(スパークリングワイン)が安い。しかも、飲みやすいピッコロのボトルがあるので、陳列してあった6本すべてをお買い上げしてしまいました。

帰国後、折に触れて飲みましたが、なかなか美味しいワインでした。
で、先日、遂に最後の1本になってしまったので、記念撮影。

2011021711.jpg



撮影後に、もちろんしっかり最後の1本をいただきました。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
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07/08 18:59 sarai

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公演では小沢、ショルティだけ

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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

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06/18 08:33 五十棲郁子

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